
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年8月6日8時20分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田 卓也
目次
▼5日(水)の為替相場
(1):日本現金給与総額 予想通りの伸び
(2):中国RatingDogサービス業PMI 低下
(3):ADP全国雇用者数 予想を下回る
(4):ISM非製造業景況指数 前月から上昇
(5):米ミネアポリス連銀総裁「今こそ緩やかな利上げを」
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:157円台を中心にもみ合う展開/ ▼注目の経済指標・イベント
5日(水)の為替相場

期間:5日(水)午前6時10分~6日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):日本現金給与総額 予想通りの伸び
日本6月毎月勤労統計で現金給与総額は市場予想通り前年比+3.4%となった(前月+3.3%)。これにより物価変動を反映した実質賃金は前年比+1.6%となり6カ月連続でプラスとなった。
(2):中国RatingDogサービス業PMI 低下
中国7月RatingDogサービス業PMIは50.4と市場予想(53.7)を下回り、前月(54.1)から低下した。
(3):ADP全国雇用者数 予想を下回る
米7月ADP全国雇用者数は4.4万人増と市場予想(6.5万人増)を下回った。また、前月分は9.8万人増から9.5万人増へ下方修正された。
(4):ISM非製造業景況指数 前月から上昇
米7月ISM非製造業景況指数は54.1となり、市場予想(54.5)を下回ったものの前月(54.0)から上昇し、25カ月連続で活動の拡大・縮小の分岐点となる50.0を上回った。構成指数ではイラン情勢の悪化を受けて原油価格が上昇したことで、仕入価格が70.3に上昇した(前月67.7)。雇用指数は47.4と市場予想や前月(ともに51.2)を下回った。
(5):米ミネアポリス連銀総裁「今こそ緩やかな利上げを」
米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁はCNBCとのインタビューで、今後発表される経済指標を見極めながらとしつつ、「自身のゴールは経済を減速させることではなく、インフレ率2%だ」として「今こそ緩やかな利上げを開始するべきだ」との見解を示した。また年末までに3回(計75bp、0.75%ポイント)の利上げを実施する可能性について、「それは不可能ではない」と述べた。カシュカリ総裁は金利の据え置きが決定した7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、25bpの利上げを主張していた。
5日(水)の株・債券・商品市場
日経平均: 66300.44 △2,342.91
豪ASX: 9227.832 △82.081
上海総合: 3878.430 △56.145
英FT: 10888.30 △8.92
独DAX: 26126.30 ▼76.05
NYダウ: 54349.12 △263.24
日10年債: 2.829 ▼0.031
豪10年債: 4.9070 ▼0.0639
英10年債: 4.890 ▼0.007
独10年債: 3.111 △0.004
米2年債: 4.1812 ▼0.0105
米10年債: 4.6127 △0.0001
NY原油: 75.22 ▼0.55
NY金: 4305.20 △152.60
ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

【情報提供:外為どっとコム】
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人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円: 157.000 ~ 158.200
ユーロ/円: 181.600 ~ 183.000
ポンド/円: 211.700 ~ 213.300
豪ドル/円: 110.800 ~ 111.700
ドル/円の見通し:157円台を中心にもみ合う展開
昨日のドル/円はほぼ横ばいの157.70円台で取引を終えた。ホルムズ海峡の開放をめぐる米国とイランの協議進展への期待が広がる中、ドルは軟調だったが、ユーロや豪ドルなどドル以外の通貨に対して円が売られたことから157.30~157.88円前後のレンジで一進一退の展開となった。先週後半以降に行われた日米当局による円買い介入の影響は一巡しつつあり、ドル/円は「次なる展開」を模索するフェーズに入ったと見られる。チャート的にも158.05円付近を通る200日移動平均線の攻防が注目される局面だ。そうした中で、市場の関心は明日7日に発表される米7月雇用統計に向かうだろう。本日も積極的な取引は手控えられる公算が大きく、200日移動平均線の上抜けを本格的に試す動きは予想しにくい。一方で、米雇用統計を前に200日移動平均線を大きく下放れすることも考えにくい。本日も157円台を中心にもみ合う展開が続きそうだ。
注目の経済指標・イベント
08/06 (木)
10:30 (豪) 6月貿易収支
17:00 (ユーロ圏) ECB経済報告
18:00 (ユーロ圏) 6月小売売上高
18:30 〇 (米) 7月チャレンジャー人員削減数
21:30 〇 (米) 4-6月期単位労働コスト・速報値
21:30 〇 (米) 新規失業保険申請件数
08/07 (金)
06:30 (米) ムサレム・セントルイス連銀総裁講演
外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
