東証プライムの売買代金は概算で10兆9200億円。業種別では非鉄金属、ガラス・土石、情報・通信などが上昇した一方、海運、鉱業、倉庫・運輸などが下落した。ナスダックの大幅高や傘下アームの急騰を手がかりに、ソフトバンクグループが14%高。半面、IHIは通期の見通しを引き上げたものの、市場の期待に届かず後場に入って急落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1019/値下がり491。上方修正や株式分割を発表したイビデンがストップ高。電線株が強く、古河電工、住友電工、フジクラの大手3社がそろって9%台の上昇となった。アドバンテストやレーザーテックなど半導体株の多くが大幅上昇。決算を受けてスカパーJSATが急騰し、荒川化学工業がストップ高となった。
一方、1Qが最終減益となったダイキン工業が6.3%安。あすか製薬HDや東邦HDが決算を受けて急落した。任天堂、バンナムHD、スクエニHD、カプコンなどゲーム株が全般軟調。中東リスクの後退に伴い原油価格が大きく下落したことを受けて、INPEXのほか、三井物産や三菱地所など商社株の一角が売りに押された。
日経平均は大幅上昇。下値が堅くなってきたところで米国株高に強い反応を示した。早い時間に一気に水準を切り上げた後、後場に入っても上値を伸ばしており、印象の良い上げ方。終値(66300円)では75日線(65192円、6日時点、以下同じ)や25日線(66285円)を上回った。
25日線と13週線(66308円)が近い位置にあり、あす一段高となるようなら追随買いが入りやすい。一方、反動売りに押されてしまうと戻り一服が意識されることから、上でも下でも振れ幅が大きくなる可能性がある。TOPIX(終値:4046p)は4000p台を回復して25日線(4017p)を上回っており、きょうレベルの上昇が見られれば7月6日につけた史上最高値(4101p)の更新にも手が届く。好循環が発生しそうな土壌にはなっているだけに、勢いを切らすことなくさらに上を試す展開に期待したい。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
