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円介入の影響を受けにくいリラ活。「フランリラ」という選択肢

2026年7月30日から8月1日にかけて、日本の通貨当局による円買い介入が断続的に行われました。この動きを受けて、米ドル/円やトルコリラ/円などのクロス円は下落しました。

ところが、同じ「トルコリラ投資」でも、フランリラ(スイスフラン/トルコリラ)は円介入のタイミングではトルコリラ/円ほど大きく動きませんでした。
なぜ同じ高金利通貨なのに、受ける影響がこれほど違ったのか。そのカギを知ると、介入に振り回されにくい“リラ活”の新しい選択肢が見えてきます。

円介入で影響に差が出たトルコリラ投資

「介入」とは、通貨当局が為替相場に働きかける行動のことです。
今回は円が売られすぎた局面での“円買い介入”。つまり日本が円を買う動きなので、円が急に強くなり、円と組み合わさった通貨ペアが大きく変動しました。

ここで大切なのが、「その通貨ペアに円が入っているかどうか」です。

•トルコリラ/円、米ドル/円:「円」が入っている → 円買い介入の影響を直接受ける
•フランリラ(スイスフラン/トルコリラ):スイスフランとトルコリラの組み合わせで、円が入っていない → 円買い介入の直接的な影響は受けにくい

トルコリラ/円は名前のとおり「円」が入っているため、円が急伸するとレートが急落し、含み損の拡大やロスカットにつながります。

一方フランリラは円が入っていないため、円買い介入があってもレートが直接的な影響を受け大きく動くことはありません。これが、今回フランリラに大きな変動がなかった理由です。

※2026/8/4時点のチャート

フランリラ(CHF/TRY)とは?

フランリラは、スイスフランとトルコリラを組み合わせた通貨ペアです。
この2つは、性格が正反対と言えるほど対照的です。

•スイスフラン …… 世界有数の「低金利・安全通貨」。有事の際に買われやすい通貨。
•トルコリラ …… 世界的にも突出した高金利で知られる、代表的な高金利通貨。

低金利のスイスフランと高金利のトルコリラ。この2通貨の金利差は37%(2026年7月時点)にのぼり、これがフランリラの高いスワップポイントを生み出します。

フランリラのスワップは「売り」で受け取る

トルコリラ/円では、高金利のトルコリラを「買う」ことでスワップポイントを受け取ります。フランリラ(スイスフラン/トルコリラ)では、「売る」ことでスワップポイントを受け取ります。

「スイスフラン/トルコリラを売る」=「スイスフランを手放し、トルコリラを持つ」ことになります。

つまり売ることで、高金利のトルコリラを保有した状態になり、金利差分のスワップをほぼ毎日受け取れる、という仕組みです。

大きな金利差が生む高水準のスワップ

先述したように、フランリラの魅力は、なんといっても大きな金利差です。スイスの政策金利は0.00%、トルコの政策金利は37.00%(2026年7月時点)。

その差は37%にのぼり、この金利差を背景に高水準のスワップポイントを狙える環境が整っています。

「高金利通貨でほぼ毎日スワップを受け取る」というリラ活の考え方を、円を経由せずに実践できるのがフランリラの強みです。

※2026年7月27日時点の売スワップ、10Lot(1万通貨)あたりの金額です。
※付与日数は、1日分です。
※前営業日の終値にて円換算した金額を表示しています。
※スワップポイントは各国の金利情勢により、日々変動いたします。

  • 新興国通貨取引の
    リスクについて
    店頭FX(外国為替保証金取引)における新興国通貨取引のリスクについて
    当社取扱通貨のうち、いわゆる新興国通貨に分類されるトルコリラはインターバンク(銀行間為替市場)における流動性が主要国通貨に比べ相対的に低く、経済指標発表のみならず金融政策変更やその他政治的要因、さらには地政学的リスク等の要因による突発的な相場急変動が起こりやすい環境下にございます。
    また、こうした急変動時には実勢インターバンクレートのスプレッド(BidとAskの差)も平常時に比べ大幅に拡大する傾向にあり、その場合には当社でもやむなく提示スプレッドを一時的に拡大することがございます。あわせて、相場状況により「ダイレクトカバーの対象となる注文」の基準Lot数(最低数量)を一時的に変更する場合がございますので、あらかじめご承知おきくださいますようお願いいたします。
    これら新興国通貨のお取引、およびこれらを対象とするキャンペーンへのご参加に際しては、以上につきあらかじめご留意のうえ、ポジション保有時、特に法人会員様の高レバレッジ取引における口座管理には十分ご注意くださいますようお願い申し上げます。
    以上の新興国通貨それぞれのリスク、および直近時点でのリスクレポートにつきましては、こちらのページをご参照願います。
    新興国通貨が高金利である理由について
    新興国に分類される国々は概して政治リスクや財政リスクが先進国よりも高く、したがってその経済的信用度は相対的に低い水準にあります。こうした条件下では海外投資家の資金を呼び寄せられず、経済発展の支障となるため、金利を上げたり税金を安くしたりすることで、信用度の低さを補いうる投資環境を構築しようとします。そのため新興国通貨は一般に先進国通貨よりも高金利となる傾向にありますが、前述したように各種リスクが高い水準にあることから、長期的には先進国通貨に比べて価値が下がる(=通貨が下落する)条件を備えているともいえます。
    スワップポイント(金利差調整分)について
    通貨ペアを構成する通貨のうち、相対的に高金利の通貨を売った場合、または相対的に低金利の通貨を買った場合には、その取引数量相当のスワップポイント(通貨ペアを構成する両通貨の金利差の調整額)の支払い額が日々蓄積され、時間の経過に比例して損失額が大きくなりますのでご注意ください。また、現時点でスワップポイントを受け取れるポジションであっても、将来にわたって通貨ペアを構成する両通貨の金利差が縮小または逆転した場合には、その受け取り金額が縮小したり、反対に支払いへと転ずる可能性がございます。

フランリラ版リラ活シミュレーション

では実際に、資金100万円でフランリラを「売り」で1万スイスフランを保有した場合をシミュレーションしてみましょう。

【前提条件】
◆運用資金:100万円
◆運用期間:2026年8月4日~2029年8月3日(約3年間)
◆取引レート:58.719リラ(2026年8月4日時点の為替レート)
◆取引数量:1万スイスフラン
◆必要保証金:80,500円
◆ロスカットレート:86.563リラ
◆1日あたりのスワップポイント合計:1,734円(2026年7月31日(金)実績)

※レート・スワップポイントは日々変化します。本シミュレーションの前提条件にある「取引レート」及び「1日あたりのスワップポイント合計」が変動しなかったと仮定した場合の計算です。

【シミュレーション結果】

資金100万円で3年間フランリラでリラ活を行った場合、3年間で受け取るスワップポイントの合計1,898,730円となります。

レートが変動しないと仮定した場合、元本100万円に対してこの金額となるため、効率的な投資と言えるのではないでしょうか?

フランリラは円買い介入の直接影響を受けにくい通貨ペアですが、「値動きがない」わけではありません。

スイスフランやトルコリラ自体の変動によって、レートは当然変動します。

トルコの政策や地政学リスクなど、注意すべき材料もあります。

フランリラは2024年1月の34リラ台から現在の59リラ前後まで、約2年で+70%以上も上昇してきました。スワップを受け取れる代わりに、レートがさらに上昇すると含み損が膨らみます。

だからこそ、リラ活の基本である「余裕資金で」「レバレッジを抑えて」「中長期で」の3原則が大切です。ロスカットを避けるには、証拠金に十分な余裕を持たせ、想定外の変動にも耐えられる設計にしておくことが重要になります。

なお、受け取ったスワップは口座に積み上がるため、保有を続けるほどロスカットラインは切り上がり、値動きへの耐性が増していきます。

たとえば上記シミュレーションの場合、当初のロスカットレート約86.7リラが、スワップ1年分で約106リラへと引き上がる計算です(レート水準が変わらない場合)。

スワップだけを振り替えることもできる

外為どっとコムでは、受け取ったスワップポイントだけを引き出したり、必要保証金(必要証拠金)に振り替えたりすることができます。

ポジションはそのまま保有し続けながら、日々積み上がるスワップを活用できるため、長期のリラ活と相性が良いのです。

円介入の影響を受けにくいフランリラという選択肢

今回の円買い介入では、円を含む通貨ペアと含まない通貨ペアで値動きに違いが見られました。
フランリラは円を含まない高金利通貨ペアであるため、円相場の急変に振り回されにくい、「リラ活」の選択肢といえるでしょう。

介入に一喜一憂しない、腰を据えた資産形成の一手として、フランリラを検討してみてはいかがでしょうか。

 

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ご注意
●本シミュレーションについて
スワップポイントは日々変化します。本シミュレーションでは、運用期間中に本シミュレーションの前提条件にある「スイスフラン/トルコリラ」1万通貨あたりスワップポイントが変動しなかったと仮定した場合の計算です。
通貨ペアを構成する通貨のうち、相対的に高金利の通貨を売った場合、または相対的に低金利の通貨を買った場合には、その取引数量相当のスワップポイント(通貨ペアを構成する両通貨の金利差の調整額)の支払い額が日々蓄積され、時間の経過に比例して損失額が大きくなりますのでご注意ください。また、現時点でスワップポイントを受け取れるポジションであっても、将来にわたって通貨ペアを構成する両通貨の金利差が縮小または逆転した場合には、その受け取り金額が縮小したり、反対に支払いへと転ずる可能性がございます。
本シミュレーションにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことにつき、あらかじめご承知おきくださいますようお願いいたします。
●トルコリラを含む通貨ペアの特性について
トルコリラを含む新興国通貨はインターバンク(銀行間為替市場)での流動性が相対的に低く、金融政策変更や経済指標の予想外の結果による突発的な急変動が主要国通貨に比べ起こりやすい環境下にございます。また新型コロナウイルス感染拡大や地政学的リスクの増大などを受けて、新興国通貨においては特に乱高下が発生しやすい地合いとなっております(2021年2月現在)。 トルコリラを含む通貨ペア のお取引に際しては以上につきあらかじめご留意のうえ、ポジション保有時、特に法人会員様の高レバレッジ取引における口座管理には十分ご注意くださいますようお願い申し上げます。