前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年8月4日 15:10
8月3日〜8月4日のドル円市況|ドル円緩やかに戻す、介入への警戒感和で
8月3日、ドル円は下落の反動から157.139円まで買いが先行した後に、円買い介入警戒感から崩れると、156.235円まで下落した。しかし、7月の米ISM非製造業景況指数が約4年ぶりの高水準となると、米製造業の持ち直しや経済成長への期待から、ドル円は157.220円まで上昇した。
8月4日の東京外国為替市場では、株高の流れに加えて「IMF(国際通貨基金)の介入ルール」への警戒感から円売りが優勢となりました。日本の通貨当局による円買い介入が「半年に最大3回まで、1回あたり最長3営業日以内※」に抵触するとの見方が浮上し、追加介入が見送られるとの思惑が意識されたもよう。この結果、ドル円は一時157.745円まで上昇し、その後も高値圏でもみ合う展開となりました。
※介入ルールに従うとするなら、ゴールデンウィークに介入した分が1回目、今回は7月30日に介入を開始したため3営業日ルールで8月3日まで2回目の介入が終了した考えられる。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向|取引量は過去20営業日平均の約3.4倍
取引量は前日比では21.1%減少したものの、過去20営業日平均比では2.4倍と非常に活発な取引が続いている。
建玉バランスは売建玉が9.8%増加、買建玉が0.5%減少し、「売り38%:買い62%」となった。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| -21.1% | 9.8% | -0.5% |
| 144.3% | 38% | 62% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|トルコリラ(TRY/JPY)が大幅上昇
ドル円(USD/JPY)のシェアは前日比1.7%低下したものの、73.3%と依然トップ。目立ったのはトルコリラ円(TRY/JPY)で、シェアを前日比で4.2%伸ばした。これら二つの通貨ペアで、全体の約9割を占めた。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 73.3% | -1.7% |
| 2位 | TRY/JPY | 15.4% | 4.2% |
| 3位 | MXN/JPY | 3.6% | -1.3% |
| 4位 | AUD/JPY | 3.2% | 0.3% |
| 5位 | EUR/JPY | 1.0% | -0.2% |
| 6位 | GBP/JPY | 0.8% | -0.4% |
| 7位 | ZAR/JPY | 0.8% | -0.8% |
| 8位 | NZD/JPY | 0.5% | 0.1% |
| 9位 | EUR/USD | 0.3% | -0.1% |
| 10位 | AUD/USD | 0.2% | 0.0% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|資源国・新興国のクロス円でショートが大幅増加
ドル円(USD/JPY)の売ポジション(ショート)は前日比23.0%増加。また、豪ドル円(AUD/JPY)は19.9%増、南アフリカランド円(ZAR/JPY)は19.0%増、トルコリラ円(TRY/JPY)は155.9%増、メキシコペソ円(MXN/JPY)は20.7%増となるなど、資源国・新興国のクロス円でもショートが膨らんだ。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | 23.0% | 0.0% |
| EUR/JPY | -1.8% | 7.9% |
| EUR/USD | -5.4% | 11.5% |
| GBP/JPY | 4.4% | 2.4% |
| AUD/JPY | 19.9% | 2.8% |
| NZD/JPY | 8.9% | 8.2% |
| ZAR/JPY | 19.0% | 0.0% |
| TRY/JPY | 155.9% | -6.3% |
| CNH/JPY | -6.6% | -28.9% |
| MXN/JPY | 20.7% | -1.9% |
| SGD/JPY | 1.0% | 2.2% |
