
ドル円レポート:日米の介入牽制で155台下振れも、NY株高・米好指標で157円台へ反発
ニューヨーク市場:株高と好経済指標で反発
アジア時間、政府・日銀による為替介入とみられる大規模な「円買い・ドル売り」が発生。ドル円は一時 155.218円まで大きく急落しました。片山財務相が「米財務省と緊密に連携しており、追加の協調介入も躊躇しない」と強調。ベッセント米財務長官もXで「今後の協調介入にも躊躇なく参加する」と投稿し、日米の牽制姿勢が目立ちました。
その後は介入一巡で157.139円まで買戻しが進むも、トランプ米大統領が「週末に予定していたイランへの大規模攻撃を中止し、協議を再開する」と発表。原油先物価格の下落とともにリスクオフのドル売りが強まり、156.235円まで押し戻されました。NY時間は、米7月ISM製造業景況指数が市場予想を上回ったことや、対イラン攻撃回避による米株高が好感されました。ドル円は、「円売り・ドル買い」が優勢となり、終盤にかけて157.220円 まで上昇して引けました。
本日4日のアジア時間:継続するドル買い・円売り
本日アジア時間、政府・日銀による介入への警戒感は根強いものの、前日のNY時間の強い流れ(株高・ドル買い)を引き継ぐ展開。ジリジリと値を上げ、一時157.669円まで上値を伸ばしています。
黒川健(くろかわ・たける)
米国Capital Market Services LLCニューヨーク本社および上田ハーロー株式会社でカバーディーラー、プロップディーラーを約20年間務める。2021年9月(株)外為どっとコム総合研究所入社後は、テクニカル分析、ファンダメンタル情報を配信している。
