前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年8月3日 15:10
7月31日〜8月3日のドル円市況|日米協調行動で、ドル円160円半ばから157円半ばへ下落
7月31日、欧州時間に158.50円台まで下落した反動から、NY序盤は160.538円まで反発した。米財務省が複数の銀行に対し、今日にも市場に介入する可能性があると通達したことをきっかけに、再び円買いの動きが活発化。ドル円は157.511円まで下落した。
8月3日、先週末の円上昇が日米通貨当局による協調介入だったことが明らかとなり、介入への警戒感からドル円は155.218円まで下落した。その後は、156.40円台まで戻したが、依然として介入に対する警戒心が燻り、戻りは鈍かった。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向|取引量は過去20営業日平均の約3.4倍
取引金額は前日比29.3%増加し、過去20営業日平均の約3.4倍に膨らんだ。日米通貨当局による円買い介入により円のボラティリティが急上昇したことで、取引量が増加した。
また、売買の方向性は売りが36%、買いが64%と大きく買い方向に傾いた。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| 29.3% | -8.0% | 2.5% |
| 240.0% | 36% | 64% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|トルコリラ円のシェアが低下
ドル円(USD/JPY)の市場シェアは前日比16.2%増の75.0%となった。一方、トルコリラ円(TRY/JPY)は前日と同様に2位をキープしたものの、シェアは前日比14.3%減の11.3%にとどまった。ドル円(USD/JPY)への一極集中が進んだ。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 75.0% | 16.2% |
| 2位 | TRY/JPY | 11.3% | -14.3% |
| 3位 | MXN/JPY | 4.9% | -0.4% |
| 4位 | AUD/JPY | 2.9% | 0.1% |
| 5位 | ZAR/JPY | 1.7% | -0.3% |
| 6位 | GBP/JPY | 1.3% | 0.0% |
| 7位 | EUR/JPY | 1.2% | 0.4% |
| 8位 | EUR/USD | 0.4% | -0.4% |
| 9位 | NZD/JPY | 0.4% | -0.7% |
| 10位 | AUD/USD | 0.2% | -0.1% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|クロス円、ショートを解消する動きが優勢
ドル円(USD/JPY)の売ポジション(ショート)は13.2%減少、買ポジション(ロング)は7.0%増加となり、外為どっとコム社のドル円のポジション比率は売りが32%、買いが68%となった。また、ユーロ円(EUR/JPY)のロングも11.9%増加した。
一方で、クロス円は円高が進んだ影響から、軒並みショート(対円の売りポジション)が減少した。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | -13.2% | 7.0% |
| EUR/JPY | -4.5% | 11.9% |
| EUR/USD | -10.3% | -8.3% |
| GBP/JPY | -7.2% | 8.4% |
| AUD/JPY | -10.1% | -4.4% |
| NZD/JPY | -3.2% | 0.6% |
| ZAR/JPY | -6.8% | -2.8% |
| TRY/JPY | -1.7% | -3.8% |
| CNH/JPY | -7.8% | 37.2% |
| MXN/JPY | -5.1% | 2.3% |
| SGD/JPY | 3.3% | 3.4% |
