
ドル円レポート:米指標鈍化と円買い介入疑惑で激しい乱高下、本日は日銀会合を控え160円台へ買い戻し
ニューヨーク市場:原油高のドル買いから一転、経済指標悪化と「円買い介入」で急落
昨日のドル円は、中東情勢の緊迫化に伴う原油先物価格の上昇を受け、ドル買いが優勢となり163.740円まで上値を伸ばしました。しかしその後、米6月PCEコア価格指数や米4-6月期GDP速報値が市場予想を下回って伸び悩みを見せると、早期利上げ観測の局面後退からドル売りに転じました。さらに22時30分頃には、本邦通貨当局による円買い介入とみられる急激な値動きが発生。ドル円は162.80円レベルから157.944円まで一気に急落する展開となりました。
本日31日のアジア時間:要人発言での円買いから、日銀会合を見極める動きへ
本日のアジア時間では、ベッセント米財務長官が「円は著しく過小評価されている」と述べたと報じられ、一時円買いで反応する場面も見られました。しかし、本日発表される日銀金融政策決定会合の結果を見極めたい意向が強い中、売り一巡後は160.715円付近まで買い戻されています。
黒川健(くろかわ・たける)
米国Capital Market Services LLCニューヨーク本社および上田ハーロー株式会社でカバーディーラー、プロップディーラーを約20年間務める。2021年9月(株)外為どっとコム総合研究所入社後は、テクニカル分析、ファンダメンタル情報を配信している。
