
午前の為替予想は… 円買い介入観測の中、日銀金融政策決定会合
作成日時 :2026年7月31日7時50分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村 勉
ドル円予想レンジ
158.000-161.000円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は終値ベースで約2.4%下落。アジア時間は中東情勢の再緊迫化を背景に163円台で底堅く推移したが、欧米時間に入ると、ロンドン市場で1円あまり、NY市場で5円近く急落し5月中旬以来の157.94円前後を付けた。その後、160円近くまで戻す場面も見られたが、再び158円台半ばへ急落した。日本政府・日銀が円買い・ドル売りの為替介入を実施し、NY連銀がレートチェックを行ったとの観測が広がった。なお、米連邦準備制度理事会(FRB)が重視するインフレ指標である、米6月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)は市場予想通り前年比+3.7%と前月から伸びが鈍化した。
本日は日銀が金融政策決定会合後に政策金利を発表する。前回会合で25bp(0.25%ポイント)の利上げを実施したこともあり、今回は政策金利は1.00%に据え置かれることが確実視されている。そのため、焦点は政策金利と同時に公表される展望レポートと、その後の植田日銀総裁の記者会見となる。物価見通しや景気見通しに変化があるか、追加利上げに前向きな姿勢を維持できるかがポイントとなろう。市場がタカ派的な内容と受け止めれば円買い圧力がかかる一方、慎重な姿勢が示されれば円売り圧力が強まることになる。もっとも、昨日160円手前で再び急落したことを考えると、160円台に乗せれば追加の円買い介入の可能性も排除できないため、不安定な値動きとなりそうだ。
今朝 最新のドル/円チャート

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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
