前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年7月30日 15:10
7月29日〜7月30日のドル円市況|米利上げ織り込み過ぎた反動でドル安
29日、米国とイランとの緊張が高まっていることを受けた原油上昇を通じて、ドル円は163.900円まで上昇した。しかし、米FOMCが金利を据え置いたことが明らかとなると、一部で利上げ観測が広がっていた反動からドル売りが優勢となり、ドル円は163.224円まで下落した。
30日、前日のFOMC後の流れを引き継いで、ドル円は163.209円まで下落した。また、今晩の米4-6月期GDP速報値や6月個人消費支出デフレーター、明日の日銀会合を控えて様子見ムードが強まり、取引一巡後は163円半ばで値動きが落ち着いた。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向|取引のバランスは買いに傾く
取引金額は前日比58.1%増加、過去20営業日平均も10.0%上回った。
買いが前日比4.9%増加し、バランスは「売り49%:買い51%」だった。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| 58.1% | -1.2% | 4.9% |
| 10.0% | 49% | 51% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|高金利・資源国通貨が台頭
ドル円(USD/JPY)のシェアは前日比6.9%増加し、66.4%へ拡大した。他の主要通貨ペアのシェアを奪う形となった。
豪ドル円(AUD/JPY)が8.1%で2位をキープしたほか、トルコリラ円(TRY/JPY)が7.0%(前日比1.6%増加)となり、3位に浮上し。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 66.4% | 6.9% |
| 2位 | AUD/JPY | 8.1% | 0.2% |
| 3位 | TRY/JPY | 7.0% | 1.6% |
| 4位 | MXN/JPY | 5.4% | -1.1% |
| 5位 | ZAR/JPY | 3.6% | -1.5% |
| 6位 | EUR/USD | 1.9% | -1.2% |
| 7位 | EUR/JPY | 1.6% | -1.0% |
| 8位 | AUD/USD | 1.6% | 0.0% |
| 9位 | NZD/JPY | 1.4% | -1.0% |
| 10位 | GBP/JPY | 1.4% | -2.5% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|欧州通貨で旺盛な利食い売り
ドル円(USD/JPY)は買いポジション(ロング)が19.9%増加した一方、売りポジション(ショート)は5.5%減少した。これでロングが43%、ショートが57%となり、前日のロング37%、ショート63%の状態からポジションの差が縮小した。
一方で、ユーロドル(EUR/USD)のロングが12.8%減、ユーロ円(EUR/JPY)のロングが26.9%減、ポンド円(GBP/JPY)のロングは18.9%減と、欧州通貨のロング保持者の利益確定が進んだ。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | -5.5% | 19.9% |
| EUR/JPY | -2.8% | -26.9% |
| EUR/USD | 10.2% | -12.8% |
| GBP/JPY | -2.3% | -18.9% |
| AUD/JPY | -9.3% | 16.5% |
| NZD/JPY | -10.0% | -6.7% |
| ZAR/JPY | -4.5% | 0.4% |
| TRY/JPY | -22.8% | 1.5% |
| CNH/JPY | -1.4% | -3.8% |
| MXN/JPY | -20.9% | 10.1% |
| SGD/JPY | -0.6% | -0.6% |
