
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年7月29日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
目次
▼28日(火)の為替相場
(1):RBA総裁「必要であれば金利をさらに引き上げる」
(2):米消費者信頼感指数 前月から低下
(3):米大統領「それを避けられるならそうしたい」
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:164円台に乗せる公算が大きい/ ▼注目の経済指標・イベント
28日(火)の為替相場

期間:28日(火)午前6時10分~29日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):RBA総裁「必要であれば金利をさらに引き上げる」
豪中銀(RBA)のブロック総裁は「基調インフレの推移は概ね想定通りだが、依然として高すぎる」と指摘。「これまでの引き締めが、インフレを十分に減速させる水準に達しているかが最大の論点」とした上で「RBAは責務を達成するために必要な行動を取る用意があり、必要であれば金利をさらに引き上げることも含まれる」と述べた。
(2):米消費者信頼感指数 前月から低下
米7月消費者信頼感指数は90.8と市場予想(92.4)に反して前月(92.2)から低下。ガソリンや食品価格の高止まりが消費者心理を圧迫した。
(3):米大統領「それを避けられるならそうしたい」
NY原油(WTI)先物が1バレル80ドルを割り込んで下げ幅を拡大する中、米長期金利の低下とともにドル売りがやや優勢となった。米国のトランプ大統領はこれより前に「我々は現在、イランに対して非常に優位な立場にあると思う」と発言。その上で、合意に至らなければイランの発電所や橋を爆撃するとあらためて警告しつつ「それを避けられるならそうしたい」と語った。
28日(火)の株・債券・商品市場
日経平均: 62364.92 ▼2,566.27
豪ASX: 8947.788 △53.828
上海総合: 3813.315 ▼44.930
英FT: 10871.02 △89.27
独DAX: 25464.01 △102.98
NYダウ: 52747.32 △537.24
日10年債: 2.785 ▼0.001
豪10年債: 4.9614 ▼0.0362
英10年債: 4.944 ▼0.053
独10年債: 3.104 ▼0.029
米2年債: 4.2871 ▼0.0352
米10年債: 4.6062 ▼0.0425
NY原油: 79.26 ▼3.35
NY金: 4038.70 ▼38.30
ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

【情報提供:外為どっとコム】
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人気通貨ペア 本日の予想レンジ
ドル/円: 163.000 ~ 164.800
ユーロ/円: 185.800 ~ 187.200
ポンド/円: 216.800 ~ 218.600
豪ドル/円: 113.900 ~ 114.800
ドル/円の見通し:164円台に乗せる公算が大きい
昨日のドル/円は終値ベースでは10銭未満の小幅高だった。一時163.95円前後まで上昇して先週付けた約40年ぶりの高値(163.99円前後)に迫ったものの、米国とイランの対立に緩和の兆しが見られる中で原油価格が大幅に続落したことから伸び悩んだ。もっとも、翌日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が利上げに踏み切る可能性も残されていることから下値も堅かった。 本日のFOMCでは、まず政策金利の決定に注目が集まっている。ウォーシュ連邦準備制度理事会(FRB)議長がフォワードガイダンスを示すことに消極的な姿勢を示していることから、市場はFOMCの政策決定を読み切れていない。オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)では据え置きの確率が約70%、利上げの確率が約30%となっている。そのため、利上げ、据え置きいずれの結果となったとしても、ドル/円は一時的に大きく動くことになるだろう。特に、利上げに踏み切った場合や声明が市場にタカ派的と受け止められた場合は、約40年ぶりの164円台に乗せる公算が大きい。
注目の経済指標・イベント
07/29 (水)
10:30 〇 (豪) 6月消費者物価指数
10:30 〇 (豪) 4-6月期消費者物価
23:30 (米) EIA週間原油在庫統計
27:00 ◎ (米) FOMC政策金利
27:30 ◎ (米) ウォーシュFRB議長講演
― (米) メタ・プラットフォームズ第2四半期決算
― (米) マイクロソフト第2四半期決算
外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
