
午前の為替予想は… 米・イラン攻撃停止でリスクオフの巻き戻しも ドル/円の下値は限定的
作成日時 :2026年7月27日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村 勉
ドル円予想レンジ
163.000-164.200円
前日の振り返りとドル円予想
24日のドル/円は約40年ぶりの高値圏でほぼ横ばい。「パキスタンが中断している米国とイランの戦闘終結に向けた交渉の再開を模索している」との報道を受けて、NY原油(WTI)先物価格が下落したことで、有事のドル買いが巻き戻され、163.64円前後まで下落する場面も見られたが、ドル売りは一時的だった。 またトランプ米大統領が「イランへの新たな攻撃を行わないように軍に指示した」と伝わり、週末を通して米国とイランが攻撃の応酬を停止した。これを受けて、週明けのWTI原油先物価格は84ドル台へと大幅に下落している。もっとも、イエメンの親イラン武装組織フーシ派は、サウジアラビアの国有石油会社サウジアラムコの施設へ攻撃をしたと伝わっており、戦火がイエメンへ拡大するとの懸念もある。そのため、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ観測が大きく後退するには至っていない。今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)が予定されている。オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)では今月のFOMCでの利上げを40%未満の確率で織り込んでおり、フォワード・ガイダンスを発さないウォーシュFRB議長の下で、サプライズ利上げの可能性もあるとの警戒感がドルの下支え要因となっている。原油価格の低下がドル/円の上値を抑える要因とはなるものの、下値も限定的となりそうだ。
今朝 最新のドル/円チャート

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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
