東証プライムの売買代金は概算で8兆5600億円。業種別では鉱業、銀行業、非鉄金属などが上昇した一方、不動産業、食料品、小売業などが下落した。通期の営業利益予想を大幅に引き上げたフェローテックがストップ高比例配分。半面、新作ゲームのサービス開始を発表したカバーが出尽くし売りに押され急落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり687/値下がり826。AI関連は上述のアドバンテストやソフトバンクグループに加えて、村田製作所、レーザーテック、住友電工などが大幅上昇。原油高を受けてINPEXや石油資源開発に資金が向かった。上方修正や増配を発表した三井松島HDが、場中は値が付かずストップ高比例配分。直近上場のティアフォーが、商いを伴って22.2%高と急騰した。
一方、終盤に急失速したキオクシアHDが3.7%安。半導体株は強く買われるものも多かったが、東京エレクトロンやソシオネクストは下落で終えた。米国でSaaS関連株が大きく下落したことを受けて、フリーやマネーフォワードが大幅安。NECや富士通などソフトウェア大手も売りに押された。高島屋や三越伊勢丹など百貨店株の弱さが目立った。
日経平均は反発。前日同様に高くなったところでは上値が抑えられたが、きょうはプラスを維持した。今週は3営業日とも寄り付きは前日比プラスとなっており、下げ止まるならそのタイミングは逃したくないという投資家の意欲がうかがえる。週初に2000円超上昇したことで、下値不安は和らぎつつある。来週からは決算発表も多くなってくるだけに、そろそろ売りが一巡する展開に期待したいところだ。本日は引け後にディスコが決算を発表しており、米国では引け後にインテルが決算発表を予定している。あすもAI関連の動向には振り回されることになりそう。日経平均は本日の上昇で5日線(65949円、23日時点)を上回っており、同水準がサポートとして機能するかどうかに注目しておきたい。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
