前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年7月22日 15:10
7月21日〜7月22日のドル円市況|中東情勢の緊迫化でドル円163円台へ上昇
21日のドル円は、中東情勢の緊迫化を背景に原油価格が続伸したことを手掛かりにして、163.239円まで上昇した。ドル円の163円台は1986年以来のこと。
22日のアジア時間は、輸出勢のドル売りフローから、ドル円は163.033円まで下落した。ただし163円の大台割れは回避され、その後は163.100円前後で小動きとなった。片山財務相が「必要があればいつでも適切に断固たる対応をとる」と述べたものの、市場の反応は限定的でだった。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向|「売り」に傾く
取引金額は前日比で32.3%増加し、持ち直した。ただ、過去20営業日平均からは17.4%下回っており、前日の沈滞ムードからはリバウンドしたものの、活況とは呼べない状況が続いている。また、ポジション比率では売建玉が前日比6.8%増加した一方、買建玉は5.5%減少した。結果として全体の比率は「売53%:買47%」となり、売り方が優勢となった。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| 32.3% | 6.8% | -5.5% |
| -17.4% | 53% | 47% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|ドル円の一極集中が進む
ドル円(USD/JPY)のシェアは3.0%増の63.0%へ上昇した一方、メキシコペソ円(MXN/JPY)や豪ドル円(AUD/JPY)はシェアを落とした。再びドル円への一極集中が進んでいる。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 63.0% | 3.0% |
| 2位 | MXN/JPY | 7.6% | -2.5% |
| 3位 | AUD/JPY | 6.1% | -2.4% |
| 4位 | TRY/JPY | 5.0% | 1.2% |
| 5位 | GBP/JPY | 4.5% | 0.5% |
| 6位 | NZD/JPY | 3.6% | 1.4% |
| 7位 | ZAR/JPY | 3.4% | 0.9% |
| 8位 | EUR/JPY | 1.8% | -0.5% |
| 9位 | AUD/USD | 1.4% | -0.3% |
| 10位 | EUR/USD | 1.3% | -1.6% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|豪ドル・NZドル・メキシコペソ円のショートが増加
各通貨ペアのポジショニングでは、ドル円(USD/JPY)の売りポジション(ショート)が12.3%増加し、買いポジション(ロング)は12.6%減少した。ドル円はショート優勢となっている。また、ユーロ円(EUR/JPY)、豪ドル円(AUD/JPY)、NZドル円(NZD/JPY)などのクロス円でもショートが増加しており、個人投資家の円高期待が高まっている様子がうかがえる。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | 12.3% | -12.6% |
| EUR/JPY | 7.8% | -12.8% |
| EUR/USD | -4.4% | -1.3% |
| GBP/JPY | -1.7% | 8.1% |
| AUD/JPY | 14.0% | -12.7% |
| NZD/JPY | 12.4% | -5.9% |
| ZAR/JPY | 7.6% | -5.7% |
| TRY/JPY | -10.6% | -0.3% |
| CNH/JPY | 6.5% | -3.6% |
| MXN/JPY | 35.8% | -5.4% |
| SGD/JPY | 5.1% | -10.3% |
