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FX/為替「ドル/円今日の見通し|40年ぶり163円台 米はイラン核施設攻撃示唆」 外為どっとコム トゥデイ 2026年7月22日号

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2026年7月22日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉

目次

▼21日(火)の為替相場
(1):「骨太の方針」閣議決定
(2):英失業率は予想通り
(3):ZEW景気期待指数 予想以上の改善
(4):米大統領 近く強力な攻撃をする

▼21日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:原油価格の高止まりがドルを押し上げる公算/ ▼注目の経済指標・イベント

21日(火)の為替相場

期間:21日(火)午前6時10分~22日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):「骨太の方針」閣議決定

高市早苗政権は経済財政運営の指針(骨太の方針)を閣議決定した。高市首相は経済財政諮問会議で「強い経済の構築と財政の持続可能性を一体的に実現していく。高市内閣では、行き過ぎた緊縮志向と未来への投資不足の流れを断ち切り、国内投資を徹底的にてこ入れする」と述べた。6月末に公表された原案では、「『強い経済』の実現に向けては、適切な金融政策運営が行われることも非常に重要」、「日銀法第4条及び政府・日本銀行の共同声明の趣旨に沿って政府と緊密に連携」が日銀の利上げをけん制する内容と市場に受け止められたが、脚注に「日本銀行法第3条に基づき、金融政策の具体的な手法については日銀に委ねられる」との文言が加筆された。

(2):英失業率は予想通り

英6月失業率は前月から横ばいの4.4%、同失業保険申請件数は0.67万件(前月0.13万件)だった。英3-5月失業率(国際労働機関=ILO基準)は市場予想通り4.9%(2-4月4.9%)。同週平均賃金(除賞与)も市場予想通り前年比+3.4%となった(2-4月+3.4%)。

(3):ZEW景気期待指数 予想以上の改善

独7月ZEW景気期待指数は26.3と市場予想(15.3)を上回り前月(10.5)から改善。ZEW(欧州経済研究センター)のワムバッハ所長は「7月も経済見通しの改善が続いた。改革が効果を上げているようだ」と指摘しつつ、「それでも、イラン情勢の展開や原油価格に伴う不透明感は、引き続きドイツ経済の回復見通しに影響を与える重要な要因だ」との見解を示した。

(4):米大統領 近く強力な攻撃をする

トランプ米大統領は「イランは会談を望んでいるが、本気で意味のある協議をする用意が整うまでは会うつもりはない」と語った。また、イランの核施設があるとされる「ピックアックス山」に近く強力な攻撃をすると主張した。

21日(火)の株・債券・商品市場

日経平均: 66232.19 △2,091.07

豪ASX: 8793.300 △2.027

上海総合: 3864.367 △68.086

英FT: 10585.91 △61.15

独DAX: 25011.35 △164.66

NYダウ: 52224.64 △385.38

日10年債: 2.730 △0.031

豪10年債: 4.9417 ▼0.0187

英10年債: 5.030 ▼0.002

独10年債: 3.163 △0.013

米2年債: 4.2615 △0.0552

米10年債: 4.6281 △0.0364

NY原油: 84.91 △1.68

NY金: 4076.40 △60.50

 

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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【情報提供:外為どっとコム】

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円: 162.400 ~ 164.000

ユーロ/円: 185.200 ~ 186.800

ポンド/円: 217.400 ~ 219.200

豪ドル/円: 113.800 ~ 114.800

ドル/円の見通し:原油価格の高止まりがドルを押し上げる公算

昨日のドル/円は終値ベースで約0.4%上昇。米国とイランの攻撃の応酬が続きイラン情勢が緊迫する中で、原油価格が上昇し、有事のドル買いが優勢となった。また、高市内閣が閣議決定した「骨太の方針」を巡り、原案から日銀の独立性に配慮した文言が追加されたものの、円安を押し留めるには至らず、1986年12月以来となる163.24円前後まで上昇した。 トランプ米大統領は本日イランが核施設を保有すると疑われる「ピックアックス山」への攻撃の可能性を示唆しており、イラン側も「米国がイランの核施設や重要施設を攻撃した場合、イランは強力な反撃で報復する」と警告している。イラン情勢のさらなる悪化への懸念を背景に原油価格が高止まりしていることが、本日もドルを押し上げる公算が大きい。一方で、ドル/円は約40年ぶりの水準へ上昇してきており、本邦政府・日銀による円買い介入への警戒感も高まっている。急ピッチで円安が進んだ際は介入への警戒感から不安定な値動きになる可能性もある。

注目の経済指標・イベント

07/22 (水)
15:00   (英) 6月消費者物価指数
23:30   (米) EIA週間原油在庫統計
26:00   (米) 20年債入札(130億USD)
-   (米) テスラ第2四半期決算
-   (米) アルファベット第2四半期決算

 
nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。