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NZドル/円 見通し「21日に4-6月期CPI...年内2回以上の利上げ観測を正当化するか」注目の高金利通貨 7月19日号

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メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。

作成日時 :2026年7月17日15時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
X(Twitter)@KandaTakuya

NZドル/円(4時間足)

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照

先週のNZドル/円は大幅高の展開

 13日は93.11円前後で取引が始まると円安主導で一時93.80円台へ上昇。公的年金のポートフォリオ変更は想定していないとする政府関係者の発言が、前週の片山財務相の見解を否定したものと受け止められ、円が売られました。14日にはNZ中銀(RBNZ)のチーフエコノミストがインフレ期待の上振れに強い警戒感を示したことで利上げ期待が高まったほか、米6月消費者物価指数(CPI)の下振れでドル安・NZドル高に振れたことから94円台に続伸。15日も堅調を維持し、16日には95.08円前後まで上伸して1カ月半ぶりの高値を付けました。17日のアジア市場は株価が大きく下落するリスクオフの展開となっていますが、15時時点のNZドル/円は94円台後半で底堅く推移しています。

今週のNZドル/円の注目ポイントはインフレ率

 今週は21日にNZ4-6月期消費者物価指数(CPI)が発表されます。中東紛争に伴うエネルギー価格の上昇などを背景に、市場予想は前年比+4.0%となっており、1-3月期の+3.1%からインフレが加速する見通しです。NZ中銀は今月8日の理事会で政策金利を約3年ぶりに引き上げましたが、インフレ率が中銀の目標(1-3%)を上放れする見通しの中、市場では今後の利上げペースも加速せざるを得ないとの見方が広がっています。NZの金利市場は、年内残り3回の理事会の内、少なくとも2回は25bp(0.25%ポイント)の利上げを行うとの見方をすでに織り込んでいます。4-6月期CPIが、こうした市場の見方を正当化する高い伸びとなるか注目です。

 

NZドル/円の見通し

予想レンジ
93.500~96.250円
基調
堅調維持

今週の注目ポイント
☆7/21 NZ4-6月期CPI
・主要国株価、国際商品価格

 

NZドル/円(NZD/JPY) FX為替レート・チャート

 
kanda.jpg 外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。