前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年7月17日 15:10
7月16日〜7月17日のドル円市況|中東情勢に対するリスクがドル円をサポート
7月16日、中東情勢に対するリスクがある中で、底堅い米経済指標も手伝ってドル円は162.549円まで上昇した。ただし、本邦の通貨当局による介入への警戒心もくすぶり、上値追いの動きは限定され、ドル円は162.30円台まで押し戻された。
本日のアジア時間、株価が大きく下げたがそれに対する反応は限定され、ドル円は162.40円前後でもみ合った。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向|「売り」と「買い」が拮抗
取引金額が前日比で20.7%減少し、過去20営業日平均からも24.3%下回った。為替市場のボラティリティが全体的に低下する中で、個人投資家の動意も鈍っている。 また、建玉比率は50%で拮抗。買い優勢の状況から、徐々に売り勢力が勢いを増し始めた。ただ、中立化により投資家の目線が定まりにくくなった可能性もある。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| -20.7% | 5.1% | -7.7% |
| -24.3% | 50% | 50% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|クロス円がシェアを拡大
ドル円(USD/JPY)のシェアが60.5%と前日比6.5%減少した。ドル円のシェアが低下した分は、豪ドル円(AUD/JPY)6.7%、トルコリラ円(TRY/JPY)6.6%、ポンド円(GBP/JPY)6.3%など、取引の関心はクロス円に向かった。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 60.5% | -6.5% |
| 2位 | MXN/JPY | 6.7% | 0.8% |
| 3位 | AUD/JPY | 6.7% | 2.2% |
| 4位 | TRY/JPY | 6.6% | 2.3% |
| 5位 | GBP/JPY | 6.3% | 1.1% |
| 6位 | EUR/USD | 2.6% | -0.2% |
| 7位 | ZAR/JPY | 2.3% | 0.5% |
| 8位 | AUD/USD | 2.2% | 0.5% |
| 9位 | EUR/JPY | 2.1% | 0.3% |
| 10位 | NZD/JPY | 1.9% | -0.1% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|豪ドル円はショートが増加
ポンド円(GBP/JPY)の買いポジション(ロング)が前日比35.2%急増した一方、ドル円(USD/JPY)はロングが23.6%減少。また、豪ドル円(AUD/JPY)の売ポジション(ショート)が20.3%増加したのも目立った。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | 9.7% | -23.6% |
| EUR/JPY | 0.5% | 5.3% |
| EUR/USD | -6.5% | 1.9% |
| GBP/JPY | -6.3% | 35.2% |
| AUD/JPY | 20.3% | -1.5% |
| NZD/JPY | 8.2% | -2.2% |
| ZAR/JPY | -8.7% | 5.4% |
| TRY/JPY | -3.1% | 0.3% |
| CNH/JPY | 0.1% | 6.5% |
| MXN/JPY | 9.3% | 1.9% |
| SGD/JPY | 0.4% | 12.5% |
