前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年7月16日 15:10
7月15日〜7月16日のドル円市況|ドル円、イベント通過でもみ合い
7月15日、14日の6月消費者物価指数(CPI)に続き、卸売物価指数も総合・コアともに市場予想を下回ったことで、米国の年後半の利上げ期待が緩和し、ドルの上値を重くした。また、英国で、次期首相にバーナム氏がほぼ確実となったほか、噂されていたミリバンド氏より財政規律を重視するマフムード氏を財務相に指名する可能性が高まったことから、ポンドが上昇。ポンド高もドルを圧迫し、ドル円は161.898円まで下落した。
本日のアジア時間のドル円は162.10円付近でもみ合う格好となった。今晩の米小売売上高発表は残っているものの、多くのイベントを無難に通過したことで、新たな材料待ちとなった。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向|「売り」と「買い」の差が縮小
取引金額は前日比で13.4%減少。過去20営業日平均比も6.6%下回った。市場全体の取引意欲はやや減退し、投資家の様子見姿勢が強まった。
全体の建玉比率は「売47%:買53%」と買い方が優勢だが、差はわずかに縮小した。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| -13.4% | 1.2% | -1.6% |
| -6.6% | 47% | 53% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|ポンドのシェアが拡大
ドル円(USD/JPY)のシェアは67.0%(前日比-2.5%)となった。相変わらず圧倒的なシェアを維持している。
また、ポンド円(GBP/JPY)がシェアを前日比で+2.4%伸ばし、6.0%となった。英国の政局の安定や財政運営に対する期待感から、ポンドが上昇したことが手掛かりになった。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 67.0% | -2.5% |
| 2位 | MXN/JPY | 6.0% | 0.1% |
| 3位 | GBP/JPY | 5.2% | 2.4% |
| 4位 | AUD/JPY | 4.5% | -0.3% |
| 5位 | TRY/JPY | 4.3% | 0.8% |
| 6位 | EUR/USD | 2.8% | 0.5% |
| 7位 | NZD/JPY | 2.0% | -0.2% |
| 8位 | ZAR/JPY | 1.8% | -1.0% |
| 9位 | AUD/USD | 1.8% | -0.2% |
| 10位 | EUR/JPY | 1.7% | 0.4% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|ユーロとポンドは対照的
売ポジション(ショート)が24.8%増加、買ポジション(ロング)が36.4%減少と、ポンド円(GBP/JPY)の活躍が目立った。また、ユーロドル(EUR/USD)はショート(6.6%増)もロング(3.9%増)も増加し、個人投資家の目線が定まらなかったのが対照的だった。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | -3.1% | 5.0% |
| EUR/JPY | 4.0% | -13.4% |
| EUR/USD | 6.6% | 3.9% |
| GBP/JPY | 24.8% | -36.4% |
| AUD/JPY | -14.3% | -6.5% |
| NZD/JPY | 5.1% | -13.2% |
| ZAR/JPY | -6.0% | -2.0% |
| TRY/JPY | -30.6% | 0.6% |
| CNH/JPY | 0.3% | -7.0% |
| MXN/JPY | -7.1% | -3.6% |
| SGD/JPY | -0.5% | -0.1% |
