前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年7月15日 15:10
7月14日〜7月15日のドル円市況|円安・ドル安でもみ合い
7月14日、米国の6月消費者物価指数(CPI)が総合・コアともに市場予想を下回り、米金利が低下したことから、ドル円は161.601円まで下落した。ただ、ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言の事前原稿が同時刻に公表されると、ドル円の下落は一服。その後、ウォーシュFRB議長がインフレ警戒の姿勢を示したことから、ドル円は162.284円まで上昇した。
本日のアジア時間のドル円は162.00円を挟んで振幅した。米国とイランの関係が再び悪化したことで、今後については判断できないものの、とりあえず足元の米インフレが落ち着いていたことを好感した株高と、リスクオンのドル売りが交錯して、方向性は出なかった。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向|引き続き「買い方」優勢
取引金額は前日比で12.8%増加。過去20営業日平均比も8.3%上回り、投資家の取引意欲が高まった。全体の建玉比率は「売46%:買54%」と前日からわずかに差が広がり、全体として買い持ち(ロング)の状態が進んだ。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| 12.8% | -1.4% | 2.8% |
| 8.3% | 46% | 54% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|ドル円のシェア小幅低下
ドル円(USD/JPY)のシェアは69.5%と依然として圧倒的なシェアを占めているものの、前日比では1.3%減少した。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 69.5% | -1.3% |
| 2位 | MXN/JPY | 5.9% | 1.8% |
| 3位 | AUD/JPY | 4.8% | 0.4% |
| 4位 | TRY/JPY | 3.4% | 1.1% |
| 5位 | ZAR/JPY | 2.8% | 0.8% |
| 6位 | GBP/JPY | 2.8% | -1.1% |
| 7位 | EUR/USD | 2.2% | -0.6% |
| 8位 | NZD/JPY | 2.2% | -0.3% |
| 9位 | AUD/USD | 1.9% | -0.2% |
| 10位 | EUR/JPY | 1.3% | -0.7% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|ドル円ショートは急減、クロス円ショートが増加
ドル円(USD/JPY)の売ポジション(ショート)は9.1%減少した一方、 買ポジション(ロング)は20.4%増加した。ショートを決済して、ロングに乗り換える動きが優勢だった。また、対円の資源国・高金利通貨はドル円と真逆で、メキシコペソ円(MXN/JPY)はショートが26.3%増加、豪ドル円(AUD/JPY)はショートが17.0%増加、南アランド円(ZAR/JPY)はショートが15.4%増加となった。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | -9.1% | 20.4% |
| EUR/JPY | 2.1% | -13.4% |
| EUR/USD | 15.7% | -9.2% |
| GBP/JPY | -1.6% | -9.1% |
| AUD/JPY | 17.0% | -9.7% |
| NZD/JPY | -4.6% | -10.1% |
| ZAR/JPY | 15.4% | 0.2% |
| TRY/JPY | -1.6% | 1.0% |
| CNH/JPY | 2.6% | 6.1% |
| MXN/JPY | 26.3% | -7.3% |
| SGD/JPY | 1.2% | -10.0% |
