読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

メキシコペソ/円見通し|利下げ再開は遠のく、コアインフレ4.03%が支えるペソの底堅さ 2026年7月15日

 

メキシコペソ円見通し 2026年7月15日 利下げ再開が遠のく

足元のメキシコペソ/円は9.30円前後で推移しています。ドル/メキシコペソの低下によるメキシコペソ高と、ドル/円の上昇による円安が相場を支え、高値圏ながらも底堅い展開が続いています。

2026年7月15日~7月22日週は、メキシコ中銀の高い政策金利とコアインフレの粘着性がメキシコペソの下値を支える一方、メキシコ景気の弱さや米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の見直し協議がメキシコペソの上値の伸びしろを左右することになりそうです。

本稿では、これらの材料がメキシコペソ/円に与える影響を整理し、テクニカル面や市場センチメントを踏まえて今週の展開を考えます。

執筆日時:2026年7月15日12時00分

メキシコペソ/円の今後1週間の予想レンジ:9.20〜9.40円

2026年7月15日〜22日のメキシコペソ/円の為替見通し|予想レンジと相場の分岐点

メインシナリオは、9.27円付近で下値を支えられながら、9.34円を試す展開です。

メキシコ中銀は政策金利を6.50%に据え置いており、日本との金利差は約5.5%ポイント残っていて、金利差と円安を背景に、メキシコペソ/円はレンジ内ではやや上方向を試しやすいとみます。ただし、メキシコの景気の弱さとUSMCAを巡る不透明感から、一方向に上値を追う展開にもなりにくいでしょう。

下方向の分岐点と考える9.27円を割り込んでも、75日移動平均線の9.18円で下げ止まる間は下値の堅いレンジとの認識を維持します。ただし、9.18円を終値で割り込んだ場合は、相場認識を見直す必要があると見ています。

メキシコペソ相場に影響する3つの注目材料|政策金利・インフレ・USMCA

メキシコ中銀は政策金利6.50%を維持|コアインフレが早期利下げを抑制

メキシコ中銀は6月25日の会合で、政策金利を6.50%に据え置きました。決定は全会一致で、現在の政策金利を維持することが適切との認識を示しています。

6月の消費者物価指数は前年同月比+3.37%と、5月の+3.94%から低下しました。一方、変動の大きい品目を除いたコアインフレ率は+4.03%と、中央銀行の目標レンジ上限をわずかに上回っています。

総合インフレの鈍化は追加利上げの必要性を後退させますが、コアインフレの粘着性は早期利下げを難しくします。少なくとも年内は政策金利の据え置きが中心シナリオとなりやすく、日・メキシコ金利差はメキシコペソ/円の下値を支える材料です。

IMFがメキシコ成長率を下方修正|景気減速は一定程度織り込み済み

国際通貨基金(IMF)は2026年のメキシコ成長率見通しを+1.6%から+1.2%へ、2027年を+2.2%から+1.9%へ引き下げました。2026年1〜3月期の経済が前期比-0.6%縮小したことや、USMCA見直し協議が長期化する可能性を反映しています。

月次指標では、4月の経済活動指数が前月比+1.2%上昇した一方、5月の鉱工業生産は-0.8%低下しました。サービス業は比較的底堅いものの、製造業や鉱工業部門の回復力は強くありません。

景気見通しの引き下げはメキシコペソの上値を抑える材料です。もっとも、メキシコ中銀はすでに2026年の成長率を+1.1%と予測しており、IMFの+1.2%よりも控えめな見通しを示しています。つまり、景気減速は新しいテーマではなく、追加的なペソ売り材料としての影響は限定されそうです。

USMCA見直し協議の行方|通商摩擦と対米輸出がメキシコペソを左右

7月20日の週には、メキシコ市でUSMCAの共同見直しに関連する第3回の二国間交渉が予定されています。主要工業製品の原産地規則、経済安全保障、農業、公平な競争条件などが議題です。

結論が先送りされる場合、短期的な方向感は限られるものの、原産地規則の厳格化や関税を巡る対立が表面化すれば、輸出や設備投資への懸念からメキシコペソ売りにつながりかねません。

メキシコペソ/円のテクニカル分析|移動平均線・RSI・抵抗帯と支持帯

メキシコペソ/円テクニカル 日足/移動平均/RSI、2026年7月15日

メキシコペソ/円 日足/25日・75日移動平均/14日RSI 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

25日移動平均線は9.27円付近、75日移動平均線は9.18円付近です。現在値は両方の移動平均線を上回っており、短期的な上昇基調を維持しています。

RSI(14日)は56.4と、買われ過ぎを示す水準ではありません。ただし、安値圏からの反発が進んでいるため、9.34円付近では利益確定が入りやすいでしょう。

上値抵抗は9.34円です。日足終値で上回れば、9.38〜9.40円方向への上昇余地が広がります。

下値支持は9.27円です。割り込んだ場合は9.20円、さらに75日移動平均線の9.18円が次の支持候補になります。

移動平均線の位置とRSIは、支持帯が機能する限り上値を試しやすいことを示しています。ただし、9.34円を明確に上抜けるまでは、下値の堅いレンジ内の動きと判断します。

メキシコペソ/円の市場センチメント|CFTC投機筋ポジションと需給動向

シカゴ通貨先物(メキシコペソ)投機筋(Non-Commercial)のポジション 2026年7月15日

シカゴ通貨先物(メキシコペソ)投機筋(Non-Commercial)のポジション 外為どっとコム

米商品先物取引委員会(CFTC)の7月7日時点のデータでは、メキシコペソ先物の非商業部門は7万7,357枚の買い越しでした。前週から6,421枚拡大しており、投機筋の強気姿勢が続いています。

一方、レバレッジファンドは5万4,924枚の買い越しでしたが、売りポジションの増加幅が買いポジションを上回り、買い越し幅は前週から390枚縮小しました。メキシコペソ買いの基調は維持されているものの、レバレッジファンドの強気姿勢はわずかに後退しています。

メキシコペソ買いが大きく積み上がっているため、USMCAを巡る悪材料が出た場合のポジション解消にも注意が必要なものの、市場センチメントは現時点でメキシコペソ/円の下値を支える状態です。

プロの視点|メキシコペソ/円のシナリオを組み立てるポイント

メインシナリオは、金利差と円安を支えに、メキシコペソ/円が9.27〜9.34円を中心に推移する下値の堅いレンジです。

ドル円の高値圏維持とドル/メキシコペソの低下が重なれば上値を試す余地がありますが、USMCAを巡る不透明感やペソ買いポジションの利益確定が続けば、上昇余地は限られます。この見方は一つのシナリオです。金利差、USMCA、ドル/円とドル/メキシコペソのどれを重視するかによって、ご自身の見通しを組み立ててください。

メキシコペソ/円、あなたの今週の見通しは?

A:メインシナリオ

金利差と円安に支えられ、9.27円を維持しながら9.27〜9.34円を中心に推移する。

B:上振れシナリオ

USMCA協議の進展とリスク選好、ドル/メキシコペソの低下が重なり、9.34〜9.40円を試す。

C:下振れシナリオ

USMCAを巡る対立とポジション解消に円高が重なり、9.20〜9.27円へ下落する。

メキシコペソ/円の注文情報

2026/07/15 11:50 現在9.30 - 9.31
Sell Rate Buy
9.80
■■■ 9.75
■■■ 9.70
■■ 9.65
■■ 9.60
■■ 9.55
■■■■ 9.50
■■■■■ 9.45
■■■■■■■■■■ 9.40
■■■■■■■■■■ 9.35
  9.30  
9.25 ■■■■■■■■■■
□□ 9.20 ■■■■■■■■■■
□□ 9.15 ■■■■■■■■■
□□□ 9.10 ■■■■■■■
□□□ 9.05 ■■■■■■
□□□ 9.00 ■■■■■■■■
8.95 ■■■■■■■■
□□ 8.90 ■■■■■■■■■■
8.85 ■■■■■
□□ 8.80 ■■■■■■■■■■
1メモリ=3000Lot
本データは10分おきに再集計され、その約5分後に表示されます。
背景が水色の行は現在レートの位置を表しています。

メキシコペソ/円の今後の重要イベント|米経済指標とUSMCA交渉

  • 7月15日(水)21:30 米国 6月生産者物価指数
  • 7月16日(木)21:30 米国 6月小売売上高
  • 7月20日(月) 米国・メキシコ USMCA第3回二国間交渉