
午前の為替予想は… ドル/円、米CPI下振れで早期利上げ観測後退 じりじりとした円安基調続く
作成日時 :2026年7月15日7時40分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村 勉
ドル円予想レンジ
161.600-163.000円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%下落。米6月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回る結果となり、161.60円前後まで下落する場面も見られた。もっとも、NY原油(WTI)先物価格が約1カ月ぶりに80ドル台へ上昇する中で、「米国のインフレは再び加速する」との見方も強く、ドル売り一巡後は162円台前半へ持ち直した。また、ウォーシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が米下院での議会証言で「FRBはインフレ率の高止まりを容認しない」と述べるなど、タカ派的な姿勢を示したこともドルを下支えする一因となった。
トランプ米大統領は前日に示した「ホルムズ海峡を米国の管理下に置き、20%の通航料を課す」考えこそ撤回したものの、米国とイランは昨日も攻撃を応酬をしている。中東情勢の先行き不透明感が引き続きドル/円の下値を支える一因となろう。一方で、米6月CPIの下振れを受けてFRBの早期利上げ観測が後退していることで、積極的にドルを買い進める動きにはならないだろう。ドル/円はじりじりとした円安基調が続く公算が大きい。なお、本日はNY時間に米6月生産者物価指数(PPI)が発表される。
今朝 最新のドル/円チャート

レポートの本編は「外為どっとコムレポート」でチェック
外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
