前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年7月14日 15:07
7月13日〜7月14日のドル円市況|中東不安でドル高
7月13日、ホルムズ海峡を巡るリスクから原油価格が上昇し、ドル円は162.35円付近まで上昇した。一方、GPIFのポートフォリオに関する複数の報道を受けて、ドル円は161.81円付近まで下落した。ただ、NY時間にかけては持ち直し、トランプ大統領がイラン向け海上封鎖を再発動し、ホルムズ海峡を通過する貨物に対して20%の負担を求める方針を示すと、ドル円は162.48円まで上昇した。
本日のアジア時間のドル円は、前日の上昇の反動から162.231円まで調整したものの、今晩の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、162.30円付近でもみ合いが続いた。また、9月の利上げ観測を受けて、NZドル円は94.091円まで上昇した。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向|「買い方」が優勢
取引金額は前日比で37.4%減少し、過去20営業日平均からも2.8%下回り、10日の急増の反動が出た。また、ポジションのバランスは、買建玉が前日比で9.1%減少した一方、売建玉は5.1%増加し、全体比率は「買53%:売47%」と買い優勢となった。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| -37.4% | 5.1% | -9.1% |
| -2.8% | 47% | 53% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|ドル円のシェアが後退
ドル円(USD/JPY)は市場の大部分である70.9%を占めているものの、前日比で4.1%低下した。その分がメキシコペソ円(MXN/JPY)4.1%(前日比1.3%増)、ポンド円(GBP/JPY)3.8%(前日比1.5%増)、ユーロドル(EUR/USD)2.8%(前日比1.6%増)などに振り向けられた。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 70.9% | -4.1% |
| 2位 | AUD/JPY | 4.5% | 0.7% |
| 3位 | MXN/JPY | 4.1% | 1.3% |
| 4位 | GBP/JPY | 3.8% | 1.5% |
| 5位 | EUR/USD | 2.8% | 1.6% |
| 6位 | NZD/JPY | 2.5% | 1.3% |
| 7位 | TRY/JPY | 2.4% | -5.4% |
| 8位 | AUD/USD | 2.2% | 0.8% |
| 9位 | EUR/JPY | 2.0% | 0.8% |
| 10位 | ZAR/JPY | 2.0% | 0.2% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|ドル円ショートが急増
ドル円(USD/JPY)は買ポジション(ロング)が25.2%減少した一方、売ポジション(ショート)は11.9%増加し、差し引きで売り越しの状態が続いている。ただし、各通貨ペアのポジション増減はまちまちで、全体として明確な方向性は見受けられなかった。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | 11.9% | -25.2% |
| EUR/JPY | 4.6% | 1.3% |
| EUR/USD | -6.2% | 8.8% |
| GBP/JPY | 0.4% | -3.7% |
| AUD/JPY | 0.6% | -1.5% |
| NZD/JPY | 5.1% | -4.6% |
| ZAR/JPY | -10.4% | 2.0% |
| TRY/JPY | 38.7% | 0.7% |
| CNH/JPY | 1.7% | -2.5% |
| MXN/JPY | 5.0% | -3.7% |
| SGD/JPY | 0.2% | -9.6% |
