
メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。
作成日時 :2026年7月10日15時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
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豪ドル/円(4時間足)
※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
先週の豪ドル/円は一進一退の展開
高市政権が原案として示した「骨太の方針」に財政健全化の文言がなかったことや、日銀の利上げをけん制するかのような文言があったことから円安が進行。いわゆる「骨太ショック」の影響で6日には111円台後半から112.81円前後まで豪ドル高・円安に振れました。しかし、その後はイラン情勢をめぐる不透明感などから112円台後半の上値は重く、112.50円を挟んで一進一退の展開となりました。10日には、片山財務相が年金基金に国内資産への投資配分を増やすよう要請する考えを示したことで円が買い戻されており、15時時点では1豪ドル112.30円付近で取引されています。
今週の豪ドル/円の注目ポイントは中国GDP
今週は15日に中国の4-6月期国内総生産(GDP)が発表されます。市場予想は前年比+4.5%となっており、1-3月期の+5.0%から伸びが鈍化する見込みです。中国は豪州にとって最大の輸出先であり、主力輸出品の鉄鉱石においては80%前後が中国向けです。不動産(建設)不況の影響で中国の鉄鉱石需要は減少傾向にありますが、GDP成長率が上向けば需要回復の期待が高まることも考えられます。豪ドルの値動きに影響する可能性があるため、中国4-6月期GDPに注目しましょう。なお、中国ではGDPと同時に6月鉱工業生産、同小売売上高、同固定資産投資が発表されます。
豪ドル/円の見通し
予想レンジ
111.000~113.500円
基調
方向感模索
今週の注目ポイント
☆7/15 中国4-6月期GDP
・主要国株価、国際商品価格
外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
