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FX/為替「ドル/円今日の見通し|イラン情勢を見極め 40年ぶり高値更新なるか」 外為どっとコム トゥデイ 2026年7月10日号

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2026年7月10日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉

目次

▼9日(木)の為替相場
(1):米大統領「戦争が再び始まることはないと思う」
(2):中国CPI 予想を下回る
(3):ECB議事要旨公表
(4):米新規失業保険申請件数 予想を下回る

▼9日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:40年ぶり高値の更新を試す動き/ ▼注目の経済指標・イベント

9日(木)の為替相場

期間:9日(木)午前6時10分~10日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):米大統領「戦争が再び始まることはないと思う」

米国のトランプ大統領はイランとの停戦合意について「ついさっきも電話してきた。(イランは)本当に何としてもディールをまとめようと必死だ」などと発言。これより前には「イランとの戦争が再び始まることはないと思う」と述べ、本格的な戦闘再開には至らないとの見方を示していた。

(2):中国CPI 予想を下回る

中国6月消費者物価指数(CPI)は前年比+1.0%と市場予想(+1.1%)および前月(+1.2%)を下回る伸びにとどまった。同生産者物価指数(PPI)は前年比+4.1%と予想通りに前月(+3.9%)から加速。PPIの伸び率は2022年7月以来の高水準となった。

(3):ECB議事要旨公表

欧州中銀(ECB)は6月理事会の議事要旨を公表。約3年ぶりとなった利上げについて「供給ショックに対応して慎重に政策を調整するという戦略に沿っている」と評価した。「供給網の混乱や生産コストの増加、企業の価格調整は、たとえ紛争が解決してもすぐに解消するものではない」とも説明した。その上で「連続利上げの始まりか一度きりの措置かどちらを示唆するものでもなく、中立的な発信を維持するべきだ」と強調。一方で「継続的な警戒は不可欠」と指摘した

(4):米新規失業保険申請件数 予想を下回る

米新規失業保険申請件数は21.5万件と市場予想および前週(21.7万件)より少なかった。4週平均の申請件数は21.9万件となり、前週時点の22.3万件から減少した。

9日(木)の株・債券・商品市場

日経平均: 67743.85 △924.80

豪ASX: 8762.543 ▼22.548

上海総合: 4036.588 △65.708

英FT: 10472.45 ▼16.59

独DAX: 25118.27 △220.82

NYダウ: 52487.41 △139.02

日10年債: 2.876 △0.005

豪10年債: 4.8750 ▼0.0055

英10年債: 4.897 ▼0.077

独10年債: 3.084 ▼0.008

米2年債: 4.1765 ▼0.0416

米10年債: 4.5511 ▼0.0281

NY原油: 72.08 ▼1.44

NY金: 4140.80 △58.40

 

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円: 161.800 ~ 163.000

ユーロ/円: 185.200 ~ 186.400

ポンド/円: 217.200 ~ 218.600

豪ドル/円: 112.400 ~ 113.200

ドル/円の見通し:40年ぶり高値の更新を試す動き

昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%下落。トランプ米大統領が「イラン側から合意を求める連絡があった」と述べるなど、軍事衝突が短期間で終わるとの期待からNY原油(WTI)先物価格が下落したことでドル売りがやや優勢となった。もっとも、米国とイランの攻撃応酬は続いており、イラン情勢を巡る先行き不透明感は拭いきれていない。そのため、円を積極的に買い戻す動きも限定的で、ドル/円は162.20~162.60円台で狭いレンジ内の値動きだった。市場の注目は引き続きイラン情勢であり、原油価格の動向が本日もドル/円の値動きを左右する公算だ。イラン情勢が再び悪化すれば原油価格が上昇し、ドル/円は再び約40年ぶり高値(162.84円前後)の更新を試す動きとなりそうだ。

注目の経済指標・イベント

07/10 (金)
15:15   (ユーロ圏) ブイチッチECB副総裁講演
 ―     (ユーロ圏) EU財務相理事会

 
nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。