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【今日のドル円】昨日の振り返りと今日のドル円相場見通し 2026年7月9日

ドル円レポート:原油高とFOMCで162.70円台へ急伸、介入警戒が上値を抑制

ニューヨーク市場:地政学リスクの緊迫化とタカ派なFOMC議事要旨

昨日のドル円は、中東情勢の緊迫化に伴う原油先物価格の上昇を背景に急伸しました。米国がイラン産原油に対する制裁緩和を撤回し、米軍がイランへの「一連の強力な攻撃」開始を発表したことに対し、イラン側も軍事攻撃を受けた場合は要衝であるホルムズ海峡を「完全に閉鎖する」と警告。原油高に伴うインフレ懸念や有事のドル買いから、ドル円はNY時間中盤に162.709円まで上値を伸ばしました。 その後は、本邦当局による為替介入への警戒感が強まり162.419円まで押し戻される場面もありましたが、反発。同時間に公表されたFOMC議事要旨で、一部の当局者が「追加利上げに妥当性がある」との見解を示していたこともドルの下支えとなり、NY時間終盤にかけては162.624円まで買い戻されてクローズしました。

本日9日のアジア時間:政学リスク vs 介入警戒で162円台半ばの拮抗状態

本日アジア時間のドル円は、イラン情勢の出方を見極めたいとする「ドル買い・リスク回避の動き」と、直近高値圏での「為替介入への警戒感(円買い)」が真っ向から対立する展開となっています。強弱材料が入り混じるなかで方向感が出にくく、現在は162.40円レベルを中心としたもみ合いに終始しています。

 

 
kurokawa.jpg 外為どっとコム総合研究所
黒川健(くろかわ・たける)
米国Capital Market Services LLCニューヨーク本社および上田ハーロー株式会社でカバーディーラー、プロップディーラーを約20年間務める。2021年9月(株)外為どっとコム総合研究所入社後は、テクニカル分析、ファンダメンタル情報を配信している。
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