
ドル円レポート:前半のドル売りから地政学リスクで急反転
ニューヨーク市場:米イラン和平合意への不透明感から原油先物が急騰、米長期金利の上昇を伴ってドル買い
NY時間序盤は米貿易赤字の拡大などを受けてドル売りが先行した。しかし、その後「イラン革命防衛隊がホルムズ海峡を通過中の商船2隻をミサイル攻撃した」との報道が伝わると、米イラン和平交渉への懸念から原油先物価格が急上昇。これに伴う米長期金利の上昇(インフレ懸念)も支援材料となり、ドル円は地政学リスク緊迫化によるドル買い主導でNY終盤に162.136円まで買い進まれた。
本日8日のアジア時間:中東リスク継続で底堅く推移
日経平均株価が軟調に推移する中、前日からの流れを引き継いだ中東リスクが根強く意識された。原油先物の高止まりを背景とする実需・投資家のドル買い(オイルマネー・有事のドル買い)が継続し、ドル円は一時162.384円まで上値を伸ばしている。
黒川健(くろかわ・たける)
米国Capital Market Services LLCニューヨーク本社および上田ハーロー株式会社でカバーディーラー、プロップディーラーを約20年間務める。2021年9月(株)外為どっとコム総合研究所入社後は、テクニカル分析、ファンダメンタル情報を配信している。
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