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【FX】7/7 七夕介入!? 30年債入札で40年ぶり高値更新も |為替市場ニュースの振り返り、今日の見通し

※ライブ配信終了後は、録画動画に切り替わります。

<概況(7/7 火曜・七夕)>

    ・ドル円は前日に162円台(162.40近辺)まで上昇し、約40年ぶり高値圏を試す展開。本日は161円台まで押し戻されるも、「とにかく円が売られやすい」地合いは継続
    ・円安の背景は、①日銀の利上げがインフレに「後手」との見方、②高市政権の経済政策が財政を圧迫するとの懸念(骨太の方針原案以降)で、長期金利上昇と円売りが連動している点

<前営業日(7/6)の振り返り>

    ・米ISM非製造業景況指数(6月)=54.0:予想通り、前月54.5から低下も24カ月連続で節目50を上回る。仕入価格は67.7へ低下(米イラン暫定合意→原油安)だが依然高水準。雇用指数は51.2とW杯関連需要もあり予想・前月を上回る
    ・FRBウォーラー理事:「インフレが加速し始めた」としてリスクをインフレ寄りに転換と発言。フォワードガイダンスの功罪にも言及(前回FOMCで動きにくかった一因との示唆)。ただ相場への影響は限定的
    ・株・商品:米主要3指数上昇(ナスダック約+1%、ブロードコム/アップル契約延長)。原油はUAE増産・ホルムズ通航再開で下落。金は上昇
    ・IMM:円ネットショートが2024年7月以来の水準まで拡大。ただし積み上がりは150〜155円超からで、投機筋にダメージを与えるには155円割れ、できれば150円以下への押し下げが必要。162円から7円下げるには前回(12兆円で5円)換算で15兆円規模が必要となり、介入コストは相当重い

<本日の見通し>

    ・東京市場の30年国債入札が最大の注目。不調なら長期金利に上昇圧力→円の下落圧力増、ドル円が約40年ぶり高値162.8円前後の更新も視野
    ・入札結果は良好:テール約4銭・応札倍率およそ4.55倍で、6月と比べ「強い」結果。ただし良い結果には相場は反応薄
    ・当局の牽制:財務省関係者は次の一手として「予告・警告なしの不意打ち介入」に言及。162円台後半では介入警戒が強まり、神経質な値動きが増える見込み
    ・経済財政担当相の火消し:「政府が金利水準を目標にしているとの報道は事実無根」「財政健全化の文言を意図的に外したわけではない」「具体的な金融政策は日銀に委ねる立場は不変」と表明。市場が過敏に受け止めすぎとの否定だが、円安・金利上昇が続けば「力技(介入)」もあり得るとも受け止められる

<結論>

    ・円安の主因は「投機的な円売り」以上にドル高・構造的な円先安感で、ドル安局面でも円は対他通貨での売りに回りやすく、円高に振れ切りにくい
    ・上値は約40年ぶり高値圏+介入警戒でいったん重いものの、160円台前半は押し目買いが厚く、「天井はつけても下がらない」展開になりやすい。当面は162円台を挟んだ神経質なレンジで、当局の不意打ち介入と30年入札後の海外勢の反応、来週の米CPIが方向を左右しそう

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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