
午前の為替予想は… ドル/円、163円が視野 雇用統計と為替介入の両睨み
作成日時 :2026年7月2日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田 卓也
ドル円予想レンジ
161.800-163.500円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は約40年ぶりの高値を付けた。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ期待などを背景に1986年12月以来となる162.84円前後まで上昇。その後、ウォーシュFRB議長がインフレリスクは後退したとの認識を示すと、一時162.30円前後へと反落したが下値は堅く、ほぼ横ばいの162.61円前後で取引を終えた。本日はNYタイムに米6月雇用統計が発表される。ウォーシュFRB議長の発言によって市場の早期利上げ期待はやや後退したものの、依然として年内の利上げは100%織り込まれている。そうした中で雇用情勢の改善が示されれば、早期利上げの思惑が再び広がることも考えられる。本日のドル/円は163円台への上伸も視野に入れておく必要がありそうだ。もっとも、そうなると本邦政府・日銀による円買い介入の可能性も高まることになるだろう。なお、2024年7月には米消費者物価指数(CPI)の発表直後に3兆円規模のドル売り・円買い介入が実施された経緯がある。本日のドル/円は、米雇用統計と本邦為替介入の両方を睨んで荒い値動きの展開が予想される。
今朝 最新のドル/円チャート

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外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
