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FX/為替「ドル/円今日の見通し|162円目前、停戦協議と介入警戒が焦点」 外為どっとコム トゥデイ 2026年6月29日号

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2026年6月29日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉

目次

▼26日(金)の為替相場
(1):東京CPI 8カ月ぶりに前月を上回る伸び
(2):ECB調査のインフレ期待は低下
(3):米大統領「イランが停戦合意に違反」

▼26日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:本邦当局と市場の神経戦が続く/ ▼注目の経済指標・イベント

26日(金)の為替相場

期間:26日(金)午前6時10分~27日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):東京CPI 8カ月ぶりに前月を上回る伸び

日本6月東京都区部消費者物価指数(CPI、除生鮮食品)は前年比+1.6%と予想に一致。伸び率は8カ月ぶりに前月(+1.3%)を上回ったが、5カ月連続で2%を下回った。

(2):ECB調査のインフレ期待は低下

欧州中銀(ECB)の調査による6月のユーロ圏消費者インフレ期待は1年先が3.5%と前月(4.0%)から低下した。一方、3年先は2.9%で横ばいだった。ECBは「向こう12カ月間のインフレ期待を巡る不確実性は低下したものの、なお中東紛争開始前の水準を上回る」と指摘した。

(3):米大統領「イランが停戦合意に違反」

米国のトランプ大統領は「イランはホルムズ海峡を航行する船舶に対し、少なくとも4機の自爆型ドローンを発射した」「これは我々の停戦合意に対する愚かな違反だ」とSNSに投稿。ホルムズ海峡を通過する原油輸送量の増加を示すデータが示されたことで、イラン戦争開戦以来の安値となる1バレル68ドル台に下落していたNY原油(WTI)先物は、トランプ氏の投稿を受けて下げ幅を縮小した。

26日(金)の株・債券・商品市場

日経平均: 69360.88 ▼3,005.46

豪ASX: 8764.185 △15.532

上海総合: 4027.265 ▼93.016

英FT: 10508.02 ▼21.87

独DAX: 24671.22 ▼323.61

NYダウ: 51876.11 ▼44.51

日10年債: 2.621 ▼0.012

豪10年債: 4.7184 ▼0.0099

英10年債: 4.731 △0.032

独10年債: 2.851 ▼0.006

米2年債: 4.0921 ▼0.0308

米10年債: 4.3686 ▼0.0236

NY原油: 69.23 ▼2.69

NY金: 4096.30 △48.70

 

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円: 161.300 ~ 162.500

ユーロ/円: 183.500 ~ 184.700

ポンド/円: 212.600 ~ 214.200

豪ドル/円: 111.100 ~ 112.000

ドル/円の見通し:本邦当局と市場の神経戦が続く

26日のドル/円はNY原油(WTI)先物価格の下落などを背景に161.53円前後まで下落する場面も見られたが、前日にイランがホルムズ海峡の船舶へドローン攻撃をしたことに対する報復攻撃を米国が実施したことから反発。もっとも、約40年ぶりの高値となる162円台を目前に、日本政府・日銀による円買い介入への警戒感も強く、積極的に上値を試す動きには至らず、161円台後半の狭いレンジ内での値動きだった。週末を通して米国とイランは攻撃を応酬するなど、停戦合意決裂への懸念から週明けの本日は原油価格が反発して取引が開始されている。ただ、一部報道では「米国とイランは相互攻撃を停止することで合意し、30日に予定されている実務者協議は予定通り実施される」とも報じられている。イラン情勢を巡る先行き不透明感がドルの下値を支える一因となろう。また、日本政府は7月に策定する「骨太の方針」に日銀の追加利上げをけん制する文言を盛り込む方針だと伝わっており、円安地合いも継続が予想される。本日も約40年ぶりの水準となる162.00円を目前に、本邦当局と市場の神経戦が続くことになりそうだ。

注目の経済指標・イベント

06/29 (月)
14:00   (英) ピルMPC委員講演
26:30   (ユーロ圏) ラガルドECB総裁講演

 
nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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