
メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。
作成日時 :2026年6月26日15時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
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トルコリラ/円(4時間足)

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
先週のトルコリラ/円はほぼ横ばい
週初22日は3.474円前後の高値を付けたものの、日米財務相が緊急オンライン会談を行ったことを受け、ドル/円が161.90円台から急反落したためリラ円も失速。その後も、3.47円台では伸び悩む一方で、3.450円を下回ると下げ渋る展開が続きました。ドル/リラが史上最高値(リラの最安値)を更新する動きが続く中、リラの上値は重かったものの、ドル/円が約40年ぶりの高値圏(円の安値圏)で推移したことから底堅く推移しました。26日15時時点では、前週末の終値(3.462円前後)とほぼ同水準の横ばい圏で推移しています。
今週のトルコリラ/円の注目ポイントは6月CPI
今週は7月3日にトルコ6月消費者物価指数(CPI)が発表されます。7カ月ぶりの高い伸びだった5月の前年比+32.61%からいくぶん鈍化して+31.95%になると予想されています。トルコ中銀は6月11日の金融政策決定会合においてインフレ再加速に警戒感を示した上で政策金利を37.00%に据え置きました。ただ、6月に入りイラン情勢の落ち着きとともに原油価格が下落していることから、仮に6月CPIが予想以上に鈍化すれば、利下げ再開観測が広がることも考えられます。もっとも、中銀のインフレ見通しは年末時点で24%と、現状より大幅に低いことから、早期の利下げ再開は現実的ではありません。そうした中、6月CPIに対するリラの反応は強いものにはならないでしょう。
トルコリラ/円の見通し
予想レンジ
3.425~3.500円
基調
もみ合い
今週の注目ポイント
☆7/3 トルコ6月CPI
・主要国株価、国際商品価格
外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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