読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

【ドル円予想】最高値は165円!?FX個人投資家の「円安予想」強まる|DIは2年ぶりの高水準【外為短観 第205回】

外為短観ロゴ

<第205回> 2026年6月27日

外為どっとコムの口座開設者のお客様を対象とした投資動向等に関するアンケート調査です。

分析・レポート作成
外為どっとコム総合研究所

調査実施期間
2026年6月19日(金)13:00~2026年6月23日(火)24:00

調査方法
外為どっとコムの口座開設者にメールでアンケート回答URLを送付。
今回の有効回答数は 394件。
※必要項目を全て入力して回答して頂いたお客様を「有効回答数」としました。

 

問1:今後1カ月間の米ドル/円相場の見通しについてお答えください。

「今後1カ月間の米ドル/円相場の見通し」については、「米ドル高・円安方向」と答えた割合が59.6%であったのに対し「円高・米ドル安方向」と答えた割合は16.8%であった。この結果「米ドル/円予想DI」は△42.8%ポイントと前月の△26.9%ポイントからプラス幅が大きく拡大し、2024年6月以来の高水準となった。

調査期間前後の米ドル/円相場は、約40年ぶりとなる162円を視野に入れた展開。米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きが決定されたものの、金利見通し(ドットチャート)にて年内1回の利上げが示唆されるなどタカ派的な内容だったことでドル買いが強まった。こうしたことから、個人投資家は米ドル高・円安方向への見方を強めているのだろう。

今後1カ月の米ドル/円相場の高値と安値の予想については、最高値が165.00円、最安値が150.00円となり、高値の平均値は162.51円、安値の平均値は157.42円であった。高値の中央値は162.00円、安値の中央値は158.00円だった。前月調査時(最終日)と実勢レートが2.2円程度切り上がったのに沿って安値の予想中央値は2~2.5円、米ドル高・円安方向へシフトした。

※高値と安値が逆の回答や片方だけの回答などを無効とした上で、上位3%と下位3%の回答をカットしてデータを処理

問2:今後1カ月間のユーロ/円相場の見通しについてお答えください

「今後1カ月間のユーロ/円相場の見通し」については、「ユーロ高・円安方向」と答えた割合が、40.9%であったのに対し「円高・ユーロ安方向」と答えた割合は17.8%であった。この結果「ユーロ/円予想DI」は△23.1%ポイントと前月の△17.9%ポイントからプラス幅が拡大した。

調査期間前後のユーロ/円相場は、184円を中心に推移。欧州中銀(ECB)が2023年9月以来の利上げを決定。また、さらなるインフレが懸念される中で市場では年内1回の追加利上げが織り込まれている。対ドルで円安基調が続いていることもあり個人投資家はユーロ高・円安スタンスを強めたと考えられる。

今後1カ月のユーロ/円相場の高値と安値の予想については、最高値が192.00円、最安値が160.00円となり、高値の平均値は186.77円、安値の平均値は182.07円であった。高値の中央値は186.99円、安値の中央値は183.00円であった。実勢レートは前月調査時(最終日)から1.4円ほど切り下がったが、高値・安値の予想中央値は1円程度、ユーロ高・円安方向へシフトした。

※高値と安値が逆の回答や片方だけの回答などを無効とした上で、上位3%と下位3%の回答をカットしてデータを処理

問3:今後1カ月間の豪ドル/円相場の見通しについてお答えください

「今後1カ月間の豪ドル/円相場の見通し」については、「豪ドル高・円安方向」と答えた割合が、41.1%であったのに対し「円高・豪ドル安方向」と答えた割合は16.5%であった。この結果「豪ドル/円予想DI」は△24.6%ポイントと前月の△26.7%ポイントからプラス幅がやや縮小した。

調査期間前後の豪ドル/円相場は、112円を割り込む展開。豪州景気の減速が懸念される中、原油価格の下落も重なり豪中銀(RBA)による年内利上げ観測が和らいでいる。こうしたことを背景に豪ドルの先高観がいくぶん後退したようだ。

今後1カ月の豪ドル/円相場の高値と安値の予想については、最高値が120.00円、最安値が96.00円となり、高値の平均値は114.65円、安値の平均値は110.85円であった。高値の中央値は115.00円、安値の中央値は112.00円だった。前月調査時(最終日)と比べ実勢レートが2.4円ほど切り下がったが、高値の中央値や安値の中央値にもほとんど変化がなかった。

※高値と安値が逆の回答や片方だけの回答などを無効とした上で、上位3%と下位3%の回答をカットしてデータを処理

問4:今後1カ月間の英ポンド/円相場の見通しについてお答えください

「今後1カ月間の英ポンド/円相場の見通し」については、「英ポンド高・円安方向」と答えた割合が、37.8%であったのに対し「円高・英ポンド安方向」と答えた割合は18.5%であった。この結果「英ポンド/円予想DI」は△19.3%ポイントとなり、前月の△14.8%ポイントからプラス幅が増加した。

調査期間前後の英ポンド/円相場は、213円を中心にもみ合う展開。スターマー英首相が与党党首の辞任を表明したことで、新党首としてアンディ・バーナム氏が有力視されている。低迷する党支持率を立て直せると期待されていることもあり、政治不安による英ポンド売りは今のところ限定的だ。そうした中、個人投資家の英ポンド高・円安見通しは維持されているようだ。

今後1カ月の英ポンド/円相場の高値と安値の予想については、最高値が222.00円、最安値が195.00円となり、高値の平均値は215.81円、安値の平均値は210.42円であった。高値の中央値は215.90円、安値の中央値は211.50円だった。前月調査(最終日)と比べ実勢レートが0.9円ほど切り下がったのに対して、高値の予想中央値は1~1.5円、英ポンド高・円安へシフトした。

※高値と安値が逆の回答や片方だけの回答などを無効とした上で、上位3%と下位3%の回答をカットしてデータを処理

問5:今後3カ月程度の期間で買いたい、もしくは強くなると思う通貨はどれですか

「今後3カ月程度の期間で買いたい、もしくは強くなると思う通貨はどれですか(ひとつだけ)」と尋ねたところ、「米ドル」と答えた割合が53.8%と最も多かった。次いで「円」が18.3%、以下「トルコリラ(6.3%)」、「メキシコペソ(5.6%)」、「豪ドル(5.3%)」、「ユーロ(2.0%)」、「英ポンド(1.5%)」と続いた。「米ドル」は8カ月連続で首位となり、回答割合は前回の43.3%から上昇した。一方、2位の「円」は前回の20.2%から低下した。前回4位だった「トルコリラ」は回答割合がやや低下したものの、3位に順位を上げた。

「米ドル」を買いたい理由としては米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測を挙げる向きが多く、「これまでの利下げ観測から反対に利上げ観測が出てきた」や「インフレにもかかわらず、アメリカ経済が強いため金利を引き上げる可能性がある」などの意見が出た。そのほか、「国際情勢の正常化の見通しは立たず、ドル需要は継続する」との見方もあった。一方、「円」が強くなると答えた向きからは、「財務省、日銀は本格的に円安・ドル高を是正しに動く」などとして政府・日銀の円買い介入を期待する声が数多く上がった。そのほか、日銀の利上げにより「日米金利差の縮小が進み、円高方向への修正が起こりやすい」との指摘もあった。

問6:今後3カ月程度の期間で売りたい、もしくは弱くなると思う通貨はどれですか

問5とは反対に、「今後3カ月程度の期間で売りたい、もしくは弱くなると思う通貨はどれですか(ひとつだけ)」と尋ねたところ、「円」が57.4%と圧倒的に多かった。次いで「米ドル」が16.0%、以下、「トルコリラ(5.6%)」、「スイスフラン(4.1%)」と続き、「英ポンド(3.3%)」と「ユーロ(3.3%)」が並んだ。「円」は8カ月連続で最も売りたい通貨となり、回答割合は前回の51.3%からさらに上昇した。一方、2位の「米ドル」は前回の21.5%から低下した。

「円」を売りたい理由については、「内外金利差が依然として大きい」との声や「日銀の利上げに対して市場の反応が鈍い」などの意見が挙がった。また、「インフレが収まらないのに公約とはいえ需要を促す消費税減税に政府がこだわっている」など、日本政府の経済・財政政策を理由に挙げる向きも多かった。そのほか、「介入以外に円高になる要素がない」、「円を買う理由が見つからない」などとする厳しい指摘もあった。

問7: 米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げは、いつ頃開始されると考えますか。

今回の特別質問として「米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げは、いつ頃開始されると考えますか」と尋ねたところ、「9月」が23.0%と最も多かったが、僅差で「当面、利上げは行われない(22.4%)」が続いた。以下、「分からない(18.6%)」、「12月(11.7%)」、「7月(9.7%)」、「10月(9.4%)」の順で、「2027年以降」は、最も少ない5.1%だった。米金利市場では、遅くとも10月までに利上げが行われるとの見方が完全に織り込まれているが、個人投資家の見方は割れているようだ。

回答理由を自由記述形式で尋ねたところ、「9月」の利上げを予想する層からは「雇用が安定してきたため、インフレ抑制に動きやすい」との見方や「11月の中間選挙前に(インフレ)対策したい」との意見があった。一方、「当面、利上げは行われない」と答えた向きからは「トランプ大統領の(利下げ)意向が影響する」との指摘が出ていた。

問8:日銀による次の利上げはいつ頃になると考えますか。

もう一つの特別質問として「日銀による次の利上げはいつ頃になると考えますか」と尋ねたところ、「当面、利上げは行われない」が20.1%と最も多く、「12月」が19.5%と僅差で続き、以下「分からない(14.2%)」、「10月(12.9%)」、「9月(11.9%)」、「7月(11.7%)」、「2027年以降(9.6%)」の順になった。金利市場は年内の利上げを90%織り込んでいるが、それに比べると個人投資家の利上げ期待は高くないようだ。

回答理由を自由記述形式で尋ねたところ、「当面、利上げは行われない」と答えた層からは「日本もインフレ状態ではあると思うが、経済がそれほど強くはないのでこれ以上の利上げは厳しいのではないか」、「経済を冷やすからこれ以上上げてはいけない」などとする意見があった。また、「国債の利払いを鑑み、たとえ政権が変わっても利上げは回避すると見る」との指摘もあった。次いで多かった「12月」と答えた向きからは「1年に2回の利上げを想定」、「半年に1回のペース」、「年内にもう1回利上げするがぎりぎりまで決断できない」、「政治的圧力でなかなか踏み切れない」などの声が挙がっていた。

本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。また、本レポートに記載された意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、株式会社外為どっとコム総合研究所ならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。 Copyright©Gaitame.com Research Institute Ltd. All Rights Reserved. https://gaitamesk.com/
 
kanda.jpg 外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。