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【見通し】株式明日の戦略ー大幅安で週間でも4桁の下落、来週は木曜発表の米雇用統計に要注目


 26日の日経平均は大幅反落。終値は3005円安の69360円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり915/値下がり613。サンリオが商いを伴って大幅上昇。大林組、清水建設など建設株や、三菱地所、住友不動産など不動産株の動きが良かった。上方修正や増配を発表したセレスが急騰。米国でヨウ素抽出権取得に関する契約を締結したと発表した伊勢化学工業がストップ高となった。23日にグロース市場に新規上場したLiNKXが、4日連続のストップ高と騰勢を強めた。

 一方、出資先の米OpenAIのIPO延期検討観測が伝わったソフトバンクGが12.5%安。米国ではマイクロンやサンディスクなどメモリ関連株が急騰したが、キオクシアHDは11.2%安と派手に下げた。アドバンテスト、レーザーテック、ディスコなど半導体株が軒並み大幅安。マイクロソフトがメモリ価格上昇などを理由に「Xbox」の値上げを発表したことを受けて、ゲームハード機の採算悪化に対する警戒が高まり任天堂が売りに押された。


 日経平均は大幅安。3000円超上昇して史上最高値を更新した翌日に3000円を超える下落となった。AI関連の存在感が大きくなっているだけに、こういう動きも許容しないといけない。ただ、指数の振れ幅が大きくなりすぎると、値持ちの良かった銘柄が売られやすくなり、それが全体に波及してしまうリスクが高まってくる。AI関連はチャートの形状が大きく崩れた銘柄は多くないだけに、来週は落ち着いた動きを期待したい。一方、この相場でプライムの値上がり銘柄は900を超えた。AI関連が主役を降りた場合でも受け皿となりそうな銘柄が多くあることは、日本株全体を見る上で期待の持てる要素。きょうは派手な下げとなってしまったが、中長期視点では過度に悲観に傾く局面ではないと考える。


【来週の見通し】
 上値が重いか。7月相場に入り、米国の6月雇用統計が発表される。6月FOMCがタカ派的な印象を市場に与えただけに、早期の利上げがあるかどうかを占う意味で重要な指標となる。今回は7月3日の米国が休場で、雇用統計の発表は木曜2日となる。東京市場では結果を金曜3日に消化することになるが、木曜までは買い手控えムードが強まるだろう。2026年の折り返しとなることや、7月第2週にETF分配金ねん出目的の売り需要が発生することなどから、短期的に需給が悪化する可能性には注意を要する。米雇用統計が買い材料となる展開は期待できるが、その手前では弱材料の方に敏感となりそうで、週間では下落を予想する。


【今週を振り返る】
 乱高下して週間では下落した。週初22日の日経平均は、AI関連や政策に絡むテーマ株などが強く買く買われて4桁の上昇。一方、23日と24日は米マイクロン・テクノロジーの決算発表を前にAI関連が売りに押されたことから連日で大きく下落した。マイクロンの好決算が確認できたことから、25日は3000円を超える上昇で史上最高値を更新。72500円台まで水準を切り上げた。しかし、26日はAI関連が軒並み安となったことで、3000円を超える下落。7万円を割り込んで週を終えた。日経平均は週間では約1889円の下落となり、週足では6週ぶりに陰線を形成した。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ