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FX/為替「ドル/円今日の見通し|PCEに注目 ドル円40年ぶり高値更新なるか」 外為どっとコム トゥデイ 2026年6月25日号

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2026年6月25日8時10分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也

目次

▼24日(水)の為替相場
(1):日銀主な意見公表
(2):米財務長官「強いドルの概念は通貨高とは別物」
(3):豪CPI 伸びが鈍化
(4):独IFO企業景況感指数は改善
(5):米経常赤字拡大

▼24日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:ドル高・円安が進みやすい地合い/ ▼注目の経済指標・イベント

24日(水)の為替相場

期間:24日(水)午前6時10分~25日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日銀主な意見公表

日銀は6月15、16日に開催した金融政策決定会合における主な意見を公表。「急激・大幅な利上げを避けるには、政策金利を中立金利に早めに近づけるべき」など、追加利上げに前向きな意見が複数あった。 一方で、内閣府からは「今後の成長型経済への変化が重要であり、マクロの需給動向と物価の関係の慎重な確認が必要である」との意見があり、景気を冷やしかねない利上げへの警戒感をこれまでよりも強く示した。

(2):米財務長官「強いドルの概念は通貨高とは別物」

ベッセント米財務長官は「強いドルの概念は通貨高とは別物だ」と述べた。その上で「それは税制の予見可能性、規制の予見可能性、エネルギー面の予見可能性のいずれであれ、人々がこの国に来たいと思うような基盤を整備することを意味していると考える」との見解を示した。

(3):豪CPI 伸びが鈍化

豪5月消費者物価指数(CPI)は前年比+4.0%と、市場予想(+4.3%)に反して前月(+4.2%)から伸びが鈍化。豪政府が4月に燃料税を引き下げたことなどが要因となった。一方、コアCPIにあたる同CPIトリム平均は+3.6%と市場予想(+3.5%)以上に前月(+3.3%)から伸びが加速した。

(4):独IFO企業景況感指数は改善

独6月IFO企業景況感指数は85.6と市場予想(85.5)を上回り、前月(85.0)から改善。IFO経済研究所は「企業は事業環境の不確実性が低下したと認識しており、地政学的緊張の緩和を期待している」と指摘した。

(5):米経常赤字拡大

米1-3月期経常収支は市場予想(2089億ドルの赤字)を上回る2268億ドルの赤字となり、前期(2211億ドルの赤字)から赤字額が拡大した。貿易赤字は1658億ドルと前期(1773億ドル)から縮小したものの、第1次所得収支が前期の黒字から赤字へ反転したことが要因となった。

24日(水)の株・債券・商品市場

日経平均: 69174.97 ▼613.41

豪ASX: 8808.400 △21.419

上海総合: 4110.813 △4.562

英FT: 10461.63 △32.78

独DAX: 24740.36 ▼153.22

NYダウ: 51848.90 △182.06

日10年債: 2.676 ▼0.003

豪10年債: 4.7621 ▼0.0094

英10年債: 4.684 ▼0.070

独10年債: 2.865 ▼0.054

米2年債: 4.1456 ▼0.0527

米10年債: 4.3922 ▼0.1047

NY原油: 70.34 ▼2.87

NY金: 4008.80 ▼140.60

 

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円: 161.000 ~ 162.500

ユーロ/円: 183.000 ~ 184.500

ポンド/円: 212.100 ~ 213.800

豪ドル/円: 111.200 ~ 112.200

ドル/円の見通し:ドル高・円安が進みやすい地合い

昨日のドル/円は米利上げ観測などを背景に小幅続伸。161.84円前後までじりじりと値を上げ、22日に付けたおよそ2年ぶりの高値161.93円前後に接近した。日本政府・日銀による為替介入への警戒感も根強いが、ドル高地合いの中で円買い介入を行っても効果は薄いとの見方が強く、政府・日銀の姿勢を試すかのようにゆっくりとドル高・円安が進行している。本日のNYタイムでは、米連邦準備制度理事会(FRB)が長年にわたり重視してきた個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)が発表される。エネルギー価格の上昇などを背景に前年比の伸び率は3年ぶりに4%を超える見通しだ。ドル/円が高値を更新して約40年ぶりの水準に上伸するきっかけとなるか注目したい。また、東京タイムには田村日銀審議委員の講演が予定されており、追加利上げに前向きなタカ派的な内容となる可能性が高い。ただし、日銀が昨日公表した6月会合の「主な意見」に対する円相場の反応を見る限り、予想通りのタカ派発言ではドル安・円高の動きは限られるだろう。なお、市場はFRBが遅くとも10月までに利上げを行うとのシナリオを100%織り込んでいる(9月利上げの織り込みは80%強)。一方で、日銀の10月利上げに対する織り込みは50%強にとどまる。日米金利差の観点からドル高・円安が進みやすい地合いと言えるだろう。

注目の経済指標・イベント

06/25 (木)
10:00   (日) 田村日銀審議委員講演
10:30 〇 (豪) 5月新規雇用者数
10:30 〇 (豪) 5月失業率
10:30   (豪) 5月家計消費支出
17:00   (ユーロ圏) ECB経済報告
18:00   (ユーロ圏) ムーラン仏中銀総裁講演
19:00   (ユーロ圏) レーンECB専務理事講演
21:00   (ユーロ圏) チポローネECB専務理事講演
21:30 ◎ (米) 5月個人所得
21:30 ◎ (米) 5月個人消費支出
21:30 ◎ (米) 5月PCEデフレーター
21:30 ◎ (米) 5月PCE・コアデフレーター
21:30 〇 (米) 新規失業保険申請件数
21:30 〇 (米) 5月耐久財受注
21:30   (米) 1-3月期GDP・確定値
21:45   (米) ボウマンFRB副議長講演
26:00   (米) 7年債入札(440億USD)
27:00   (米) グールズビー・シカゴ連銀総裁講演
28:40   (米) ウィリアムズNY連銀総裁講演

06/26 (金)
08:30   (日) 6月東京都区部消費者物価指数

 
kanda.jpg 外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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