
ドル円レポート:利上げ期待と有事のドル買いと介入警戒の円買い
ニューヨーク市場:祝日休場で小動きも、161円台を維持
19日のNY時間は、米国市場がジューンティーンス(奴隷解放記念日)の祝日で休場となり、薄商いの中での推移となった。中東情勢を巡っては、イスラエルとレバノンの親イラン組織ヒズボラが停戦に合意したとの報道が流れた直後、イスラエルによるレバノン南部への攻撃が伝えられるなど情報が錯綜。ドル円は、先のFOMCを受けた米年内利上げ観測の根強さからドル買いが優勢となる一方、161円台に乗じたことで政府・日銀による為替介入への警戒感も根強く、円買いが下値を支えた。NY時間を通じては161.135円から161.399円の狭いレンジでのもみ合いに終始した。
本日22日のアジア時間:地政学リスク緊迫化でドル一段高
週明け本日22日のアジア時間に入ると、週末のイスラエルによるレバノン攻撃に対し、イランが「米国との覚書違反」としてホルムズ海峡の再封鎖を発表。中東における地政学リスクの急速な高まりから「有事のドル買い」が再び意識される展開となり、ドル円は前週末のレンジを上抜けて161.515円まで値を上げている。
黒川健(くろかわ・たける)
米国Capital Market Services LLCニューヨーク本社および上田ハーロー株式会社でカバーディーラー、プロップディーラーを約20年間務める。2021年9月(株)外為どっとコム総合研究所入社後は、テクニカル分析、ファンダメンタル情報を配信している。
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