
「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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『最新のドル/円相場を解説』
最新のマーケット情報まとめ
欧米時間のドル/円予想レンジ:159.000-161.000
<政策金利(27:00)>
据え置き(3.50〜3.75%)がほぼ確実視されています。市場の織り込みでも6月会合での据え置きが大勢で、利上げに関しては「早ければ10月、12月までに1回」という見方が現状のメインシナリオです。したがって金利そのものよりも、声明文と金利見通し(SEP)のトーン、そしてウォーシュ議長の会見が今回の本命イベントになります。
<声明>
前回4月会合では、緩和的な文言(=利下げを想起させる部分)を残すことに3名が反対し、削除が望ましいと主張していました。今回の注目点は2つで、緩和バイアスの文言が削除されるか、(2) 利上げの織り込みが進む中で、利上げの可能性を示唆する文言が新たに加わるか。いずれにせよ、声明はハト派寄りからややタカ派方向にシフトする可能性があると見ています。
<金利見通し>
前回公表は3月で、中央値は「年内1回の利下げ」でした。しかしその後、イラン情勢が長期化して原油価格が高止まりし、インフレ加速懸念が強まっています。このため今回は「年内据え置き」か「年内1回利上げ」のどちらかへ上方シフトするのが市場の予想です。
→ 政策金利は据え置きでも、声明・金利見通しがタカ派寄りに振れれば、発表直後はドル買いで反応する可能性があります。
<ウォーシュFRB議長記者会見(27:00)>
新議長として初の記者会見。今後のFRBの方針・年内の政策スタンスをどう語るかが最大の焦点です。ウォーシュ議長は公聴会で「自分が重視する指標はトリム平均」「一時的な物価変動ではなく根本的なインフレ率に注目する」と発言していた点がカギになります。
足元のインフレ指標を見ると、
・コアPCEデフレーター:4月 3.3%(2%を上回る)
・PCEトリム平均:2.3%(3月からやや低下)
・CPI総合:4.2% / コアCPI:2.9% / CPIトリム平均:2.9%
ウォーシュ議長が重視するトリム平均は低めの水準で、しかも低下傾向にあります。よって警戒すべきリスクは、トリム平均の数値から「利下げの可能性もある」といったハト派的な示唆が出るケース。市場が「年内1回利上げ」に傾いているだけに、ここで利下げ示唆が出れば反動が大きくなり得ます。
<今夜のイベント>
6/17(水)
17:00 南ア5月消費者物価指数
18:00 ユーロ圏5月消費者物価指数・改定値
20:00 南ア4月小売売上高
21:30☆米5月小売売上高
23:00 米4月企業在庫
23:00 米5月住宅保留指数
27:00☆FOMC政策金利
27:00☆FOMC経済・金利見通し
27:30☆ウォーシュFRB議長記者会見
6/18(木)
07:45☆NZ1-3月期GDP
※☆は特に注目の材料
<ドル/円チャート 15分足>

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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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