※ライブ配信終了後は、録画動画に切り替わります。
<前日(6/16)の振り返り>
・日銀:予想通り利上げ。政策金利を0.75%程度→1.0%程度へ引き上げ。緩和的な金融環境は維持し、今後も情勢に応じて利上げ・緩和度合いの調整を続ける方針。麻田委員1名が反対、7名の賛成で決定。長期国債の買入れは2027年4月以降に減額を停止し、月2兆円程度とすることも決定。いずれも事前報道どおりで市場は織り込み済み、反応は限定的。ドル円は発表前に160.05前後まで下げたが、160円割れには至らず反発
・内田副総裁の会見(療養中の植田総裁の代理):基調的物価が2%目標を上ぶれるリスクを指摘し、今後も利上げ継続の姿勢。ただし利上げのペースや最終到達点は明言を回避。円安の物価押し上げ効果が従来より大きいとの認識も示す。植田総裁は短期入院で職務続行に大きな影響なし、と説明。→ 期待ほどタカ派でなかったため、10月利上げ期待がわずかに後退(5割→5割弱)。一方、12月利上げは80%超を織り込み(=半年に1回ペースとの市場見立て)
・イラン情勢:米・イランが戦闘終結の覚書に基づき、イランの原油・燃料販売の即時再開を容認する方針とWSJが報道。トランプ大統領はG7で「決着済み」と発言。原油は一時75ドル台(3/5以来の水準)まで下落し、米金利低下・ドル売りからドル円の上値を抑制
<今日(6/17)の見通し ─ 最大の焦点はFOMC>
・政策金利は現行3.5〜3.75%の据え置きがほぼ確実。勝負どころは以下3点
① 声明文の緩和バイアス削除の有無:「次の変更は利下げの可能性が高い」との文言が消えれば、中立化=ややタカ派と受け止められドル買い材料に
② ドットチャート:前回3月は「年内1回利下げ」が中央値。最ハト派のミラン理事が退任済みで席がないため、下方向シフトの可能性は低下。中央値が上方シフトすればドル買い余地
③ ウォーシュ新議長の初会見:フォワードガイダンスやバランスシート縮小に否定的とされる人物。市場とのコミュニケーションをどう取るかが注目
・米インフレ:5月CPIは総合4.2%・コア2.9%と加速。目標2%から上振れ。原油ショックの影響を「一時的」とみるかが論点
・その他指標:英5月CPI、米5月小売売上高(予想は前月比+0.5%)。ただしFOMC前で反応は限定的になりやすい
<結論>
・前日は日銀利上げ・内田会見・RBA・イラン情勢と材料が揃ったが、いずれもほぼ織り込み済みで、ドル円は160円台前半で膠着
・円安地合いは継続するも、①政府・日銀の介入警戒(160.73が壁)と②原油下落に伴う米金利低下・貿易赤字改善期待が上値を抑制。一方でリスクオン(株高)が下支えとなり、方向感に欠ける
・本日の最大の焦点はFOMC。据え置きは確実視され、勝負は「緩和バイアス削除」「ドット上方シフト」「ウォーシュ新議長の会見トーン」。タカ派的なら160.73トライもあり得るが、同水準では介入警戒から不安定な値動きになりやすい
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