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【今日のドル円】昨日の振り返りと今日のドル円相場見通し 2026年6月17日

ドル円レポート:日銀は1.00%へ利上げも、追加利上げへの慎重姿勢で円売り先行

ニューヨーク市場:米イラン合意報道で原油・米金利急落も、ドル円は下値を叩いて反発

注目された日銀金融政策決定会合では、政策金利を0.75%程度から1.00%程度へ引き上げることが、賛成7・反対1の賛成多数で決定されました。しかし、会合後の会見で内田副総裁は、現在の金融環境は引き続き「緩和的」との認識を強調。今後も情勢に応じて利上げを継続していく方針を示すに留まりました。市場では0.25%の利上げがほぼ織り込まれていたこともあり、目新しいタカ派サプライズがなかったことから、公表直後から事実上の円売りが進行する展開となりました。

NY時間に入ると、米WSJ紙が「米国はイランとの合意に基づき、石油や燃料の販売開始を認める見通し」と報道。これを受けて原油先物価格が1バレル=75ドル台半ばまで一時急落しました。米10年債利回りも4.41%台まで低下したことでドル売りが優勢となり、ドル円は160.33円付近まで下落しました。しかし、翌日にFOMCを控えていることや、米国内で年内の利上げ観測(据え置き長期化警戒)が根強いことから反転ドル買いへ。ドル円は160.48円付近まで買い戻されて引けました。

本日17日のアジア時間:為替介入を警戒しつつ、ウォーシュ新FRB議長の「初陣」を睨む展開

本日アジア時間のドル円は、政府・日銀による為替介入への警戒感が依然として高いなか、160円台半ばのレンジで底堅く推移しています。
最大の焦点は、本日NY時間に予定されているFOMCです。今回からパウエル前議長に代わり、ケビン・ウォーシュ新議長が率いる新体制での初会合となります。政策金利は据え置きが濃厚視されているものの、注目は会合後の記者会見や声明文、そしてドットチャート(金利見通し)の行方です。新議長がどのようなタカ派・ハト派スタンスを示すのか、そのコミュニケーションスタイルも含めて市場の関心が集まっています。

 

kurokawa.jpg 外為どっとコム総合研究所
黒川健(くろかわ・たける)
米国Capital Market Services LLCニューヨーク本社および上田ハーロー株式会社でカバーディーラー、プロップディーラーを約20年間務める。2021年9月(株)外為どっとコム総合研究所入社後は、テクニカル分析、ファンダメンタル情報を配信している。
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