
中東に位置するトルコの通貨リラを取り巻く環境を分析し、トルコリラの今後の値動きを予想した。
執筆:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也 X(Twitter)
エネルギー高騰、政治不安台頭でも利上げ不要の姿勢
トルコ中銀は11日、政策金利を37.00%に維持することを決定。声明で「インフレ基調は5月、わずかに低下した」と説明し、中東紛争によるエネルギー価格高騰の影響を受ける中でも利上げは不要との見方を示した。トルコでは、首都アンカラの裁判所が5月に最大野党・共和人民党(CHP)のオゼル党首を解任する判断を下したことを受けてエルドアン政権に対する不信感が強まった。政治不安を背景にリラが下落する中、当局がリラ買い介入を繰り返し実施していただけに、中銀が利上げに動くのではないかとの見方が一部にあった。リラは、昨日の政策金利据え置き直後こそ強い反応を示さなかったが、本日は取引開始から売り優勢となっており、対ドルで史上最安値を更新。対円でもおよそ1カ月ぶりの安値となる3.432円前後を付ける場面があった。
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外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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