12日の香港市場は前日の米株高の流れを引き継いで反発か。米国とイランの戦闘が終結に向かうとの期待から前日に米原油先物相場が下落したことで、香港市場でも買い直しが入りそうだ。米紙『ニューヨーク・タイムズ』によると、トランプ米大統領は11日、ホワイトハウスで記者団に対し、イランとの和平合意が「おそらく週末に欧州で」署名される可能性があると述べた。
トランプ氏は合意の具体的な内容については明らかにしなかったものの、「ほぼ最終段階にある」と述べた。また、イランの最高指導者がこの合意を承認したとも主張した。合意が成立すれば、ホルムズ海峡における船舶航行が再開される見通しを示した。
11日のNY株式相場はダウ平均が大幅に反発。ハイテク株主体のナスダック総合も3日ぶりに大幅反発した。中東の地政学リスクが後退したほか、米5月生産者物価指数(PPI)でコア指数が市場予想を下回り、インフレ懸念が和らいだことから米長期金利が低下したことも投資家心理の改善につながった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、金融株のHSBC(00005)、AIAグループ(01299)、中国建設銀行(00939)が香港終値を大きく上回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
