
10日の日経平均は大幅反落。終値は1237円安の64179円。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり835/値下がり694。証券会社が投資評価を引き上げたかんぽ生命が大幅上昇。米長期金利の低下を追い風に、三井不動産、三菱地所、住友林業、オープンハウスなど不動産・住宅関連に資金が向かった。イオン、良品計画、パルGHDなど小売株が全般堅調。1Qが大幅増益となったベステラが急騰した。
一方、ソフトバンクGが8.3%安。フジクラなど電線株が弱く、古河電工と住友電工は2桁の下落率となった。キオクシアHDやアドバンテストなどAI関連の主力どころも大幅安。AI関連以外では、川崎汽船など海運株の弱さが目立った。6%を超える下落となった任天堂に関しては、新製品に関するリリースが期待外れとの見方があった。
日経平均は4桁の下落。AI関連の日々の値動きが荒くなっており、日経平均も振れ幅が大きくなっている。この傾向は来週のFOMCを通過するまで続くかもしれない。3営業日連続で4桁の値幅が出て、そのうち2営業日が下落であったことは、来週に控える日銀金融政策決定会合やFOMCに対する警戒を高める。本日の米国では5月消費者物価指数(CPI)が発表される。結果を受けた米ハイテク株の反応にあすの日本株は大きく振らされると思われるが、買い材料となった場合でも上ではリスク回避の売りが出やすくなるだろう。終値は64179円で、25日線(64006円、10日時点)上はキープした。同水準を明確に割り込んでしまうと、それも警戒を高める要素になるだけに、一段安を回避できるかが注目される。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
