
午前の為替予想は… 160円台のドル/円、焦点はイラン情勢と米CPI
作成日時 :2026年6月10日7時40分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
ドル円予想レンジ
159.700-160.800円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%上昇した。日銀の利上げを巡る観測報道を受けて円が買われる場面もあったが、市場はすでに織り込み済みであったことから影響は限定的にとどまった。トランプ米大統領が「イランによる米軍ヘリ撃墜に報復しなければならない」と自身のSNSに投稿したことで、「有事のドル買い」が優勢となり、一時160.44円前後まで上昇した。
米軍は米東部時間午後5時(日本時間午前6時)に「イランに対する自衛のための攻撃」を開始しており、戦闘終結に向けた協議の先行き不透明感からドル買い・円売りが持ち込まれやすい地合いとなっている。
また本日は、米5月消費者物価指数(CPI)の発表が控えている。米労働市場が底堅さを維持する中で、インフレが予想以上に加速していた場合には、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ時期前倒し観測につながり、ドルを一段と押し上げる要因となろう。もっとも、昨日は片山財務相が「断固たる措置」に言及しており、口先介入のトーンが一段階上昇している。日本政府・日銀による円買い介入への警戒感が強く、ドル高・円安は進みやすい地合いながらも、上昇ペースは緩やかなものとなりそうだ。
今朝 最新のドル/円チャート

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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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