9日の香港市場は上値の重い展開か。中国ではきょう5月の貿易統計の発表が予定されており、結果によっては相場の波乱要因となりそうだ。直前の市場コンセンサス予想(米ドル建て)は輸出総額が15.0%増(4月実績は14.1%増)、輸入総額が25.0%増。また、あすには物価統計の発表も控えており、様子見ムードが強まる可能性もある。
一方、ハンセン指数は前日まで4営業日続落し、終値で3月23日以来およそ2カ月半ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも予想される。
8日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均は小幅に続落したが、ナスダック総合は4営業日ぶりに反発した。前週の急落に対する反動から、マイクロンなど主要な半導体・人工知能(AI)関連株に買い戻しが入り、市場のセンチメントが改善した。中東情勢を巡ってはイランとイスラエルの衝突で原油先物が上昇したものの、トランプ大統領の停戦への言及やイランの作戦終了報道で警戒感が和らいだ。一方で、先週末の強い米5月雇用統計を受けて利上げ観測が強まる中、米10年債利回りが4.56%台へ上昇したことが株価の上値を抑えた。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(00005)が香港終値を上回って引けた半面、美団(03690)やテンセント(00700)、アリババ集団(09988)が下回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
