※ライブ配信終了後は、録画動画に切り替わります。
<前日(6/3)の振り返り>
・日本の実質賃金:4月毎月勤労統計で現金給与額が前年比+3.5%(予想+3.1%)、実質賃金+1.9%と4カ月連続プラス。ただしガソリン補助等で物価の伸びが抑えられている面もあり、日銀の積極利上げを正当化するほどではない。来週の日銀会合では追加利上げが約90%織り込み。
・米雇用統計:非農業部門雇用者数 +17.2万人(予想+8.8万人)。前2カ月分も+9.3万人上方修正、3カ月平均が7.9万→18.8万人へ拡大。失業率4.3%横ばい、平均時給+3.4%。
・クリーブランド連銀ハマック総裁が「失業率は完全雇用にほぼ一致、インフレはなお上昇」と発言し、近く行動の可能性に言及。
・結果、市場はFRBの12月利上げを100%、10月利上げを75%程度織り込み、ドル買いが優勢に
・通貨強弱:金曜はドル最強、円は3番手。円自体が強いわけではなく、介入警戒で円が売られにくい一方、他通貨がドル高で下落したため「クロス円では円高に見えた」だけ
<地政学リスク(イラン情勢)>
・イラン側はトランプ大統領との首脳会談を否定し、和平は米国による凍結資産240億ドル解除次第と主張。「ボールは米国側」との強気姿勢
・週末にイスラエルがベイルート南部のヒズボラ司令部を攻撃→イランが報復ミサイル(4月8日停戦合意以来)。本日午前10時半頃、イスラエルがイラン国内軍事施設を攻撃と発表し、イランも再報復で情勢は悪化の一途
<ポジション状況>
・外為どっとこむ顧客のドル円買い比率は32%まで低下(2024年4月半ば以来の低水準)=介入期待で売りに傾く参加者が多い
・IMM:円ネットショート。グロスの売りポジションは1992年以降で過去最大級まで膨張
<結論・今日の見通し>
・米利上げ観測の高まり+中東リスクでドル高・円安の地合いは継続。ただし政府・日銀の介入警戒と、ドル高に伴うクロス円下落が円安加速を抑え、急速な円安は進みにくい
・株安局面でもリスク回避の円買いが入りにくく、円高転換には「介入」「米景気の大幅悪化でFRBが利上げ不能」級の材料が必要との見立て
・160円台後半(特に160.73)を明確に上抜ければ一段の円安加速に注意。介入はいつ実施されてもおかしくない水準
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