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来週の為替予想(米ドル/円)米CPI上振れなら日銀会合前に161円台到達も ハロンズFX 2026/6/6 #外為ドキッ

 

来週のドル円予想 2026年6月8日週 161円突破の可能性

執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

執筆日時 2026年6月5日 16時30分

 

来週(6月8日~6月12日)のドル円相場は、 「米国のインフレ指標がどこまで強いか」 「160円台での円買い介入警戒が相場を抑えるか」 という、米インフレ動向と日本の為替政策の綱引きで方向性が決まりそうです。

本記事では、米国の景況感指標や雇用関連データ、CPIなどのインフレ指標、そして日本政府・日銀のスタンスといった、相場を左右する材料を整理し、今後の注目ポイントを解説します

予想レンジ:ドル円:157.50-161.50

ドル円159円台ベースに、4月30日以来の160円台へ

ドル円は底堅い展開となった。米国の製造業景況感の改善や4月JOLTS求人件数の上振れを受け、米景気・労働市場の底堅さとインフレ高止まりへの警戒が意識され、ドル円は160.00円手前まで買いが先行しました。

その後、高市首相が3日に「為替については必要に応じ、いつでも適切に対応する」と発言すると、円買いが入り、ドル円は159.369円まで下落。ただ、同水準では押し目買いが入る中、米国のサービス業での価格上昇圧力を確認すると、ドル円は160.088円まで上昇しました。

もっとも、160円台に乗せた後は本邦通貨当局による円買い介入への警戒感から、取引一巡後は頭打ちとなりました。また、高市首相は5日に「円安にはメリットもありデメリットもある」とも述べました。

ドル円見通し、米FOMCの指針となるCPIで161円台も

6月8日週のドル円相場は、再来週に控える日米の金融政策決定会合(FOMC・日銀)の行方を占う上で、6月10日(水)発表の「米5月CPI」が最大のヤマ場となります。

週前半は前週の米雇用統計の余韻を消化しつつ様子見ムードが強まりそうですが、週半ばのCPI発表を機に動意が出そうです。そのCPIは、前回4月分は総合CPIが前年比+3.8%、コアCPIが+2.8%だったため、5月分で総合が4%台に乗せるか、コアが3%台に近づくかが焦点です。CPIが強ければ、中東情勢緊迫化に伴う原油高などを背景にインフレ高止まりへの警戒感が強い中、FRBの年内利上げが強まり「ドル高・円安」が進む可能性があります。ドル円は161円台が意識される局面があるかもしれません。ただ、インフレ指標が警戒するほどでなければ、再来週の日銀やFOMCへ投資家の視線が移り、ドル円は調整的な動きが強まる展開もあります。もっとも、原油の高止まりや世界的なインフレ警戒が広がる中で、ドル円の調整幅は限られそうです。

ドル円テクニカル分析:160.10円超えなら、次は161円台見えてくるか

ドル円の日足は、5月の急落後に155円台前半で下げ止まり、その後はじりじりと下値を切り上げる展開です。足元は159.90円台まで上昇し、25日移動平均線の158.65円付近、100日移動平均線の157.75円付近をともに上回っています。短期的には上向きの流れが続いています。

RSI(9日)は65.2とやや高めで、買いの勢いはあります。ただし、70に近づきつつあるため、ここからは上昇余地と過熱感の両方を意識したい局面です。

上値は、直近高値の160.10円付近が最初のポイントです。ここを明確に上抜けると、161.00円台、さらに想定レンジ上限の161.50円が視野に入ります。一方で、160円台で上値を抑えられると、短期的な利益確定売りが出やすくなります。

下値は25日移動平均線の158.65円付近、次に100日移動平均線の157.75円付近がサポートです。157.50円を割り込むと、上昇基調はいったん弱まる可能性があります。

メインシナリオは、158.65円付近を下値支持としながら、160.10円超えを試す展開です。

【ドル円チャート 日足】

ドル円 日足テクニカル分析 2026年6月5日

ドル円 日足/25・100日移動平均線/RSI(9日)外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

2026年6月8日~6月12日の重要経済指標・イベントスケジュール

  • 6/8(月)
    • 08:50 日本 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)
    • 15:00 ドイツ 4月製造業新規受注
  • 6/9(火)
    • 15:00 ドイツ 4月鉱工業生産
    • 21:30 アメリカ 4月貿易収支
    • 23:00 アメリカ 5月中古住宅販売件数
    • 23:00 アメリカ 4月卸売売上高(前月比)
  • 6/10(水)
    • 08:50 日本 5月国内企業物価指数
    • 21:30 アメリカ 5月消費者物価指数(CPI)
  • 6/11(木)
    • 北中米3カ国共催のサッカーFIFAワールドカップ開幕
    • 08:50 日本 4-6月期四半期法人企業景気予測調査・大企業全産業業況判断指数(BSI)
    • 08:50 日本 4-6月期四半期法人企業景気予測調査・大企業製造業業況判断指数(BSI)
    • 08:50 日本 対外対内証券売買契約等の状況
    • 21:15 ユーロ 欧州中央銀行(ECB)政策金利
    • 21:30 アメリカ 5月卸売物価指数(PPI)
    • 21:30 アメリカ 新規失業保険申請件数
    • 21:45 ユーロ ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
  • 6/12(金)
    • 15:00 ドイツ 5月消費者物価指数(CPI、改定値)
    • 15:00 イギリス 4月月次国内総生産(GDP)
    • 15:00 イギリス 4月鉱工業生産
    • 23:00 アメリカ 6月ミシガン大学消費者態度指数・速報値

外為どっとコム「経済指標カレンダー」


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外為どっとコム総合研究所
小野 直人
株式会社DZHフィナンシャルリサーチでの情報配信業務、上田ハーロー株式会社での調査・市場部門を経て、2021年より外為どっとコム総合研究所へ参画。ニュースベンダーとFX会社で培った「情報の目利き力」と「市場実務の経験」を武器に、個人投資家へ有益な情報を発信している。ドル円などの主要通貨に加え、トルコリラ・メキシコペソなどの新興国通貨、日経平均・NYダウといった株価指数(CFD)まで、幅広い金融商品の分析を得意とするマーケットアナリスト。
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