29日の日経平均は大幅反発。終値は1636円高の66329円。
日経平均は4桁の上昇。上昇のけん引役になることが期待された半導体株はさえなかったが、それをものともせず強い動きを見せた。今週は月曜と金曜に4桁の上昇となったが、1819円高となった月曜25日は値上がり686銘柄、値下がり853銘柄で、1636円高となったきょう29日は値上がり938銘柄、値下がり585銘柄。値幅は同程度だが、値上がり銘柄が多いという点できょうの方が内容が良い。電子部品株などは短期間で急騰しており、過熱感が強まっている。後述するように来週は週末に米雇用統計が発表されるだけに、足元強い米国株も身構える動きが出てくる可能性がある。AI関連が利益確定売りに押された際に、受け皿となる銘柄やセクターが多く出てくるかどうかに注目しておきたい。
【来週の見通し】
軟調か。6月相場に入り、金曜6月5日には米国で5月の雇用統計が発表される。日経平均は5月最終週に大幅高となり、5月月間でも7000円近く上昇している。月替わりのタイミングでは、反動に注意を払う必要がある。反動が限定的であったとしても、週末の米雇用統計を前に、利益確定やリスク回避目的の売りは出やすい。国内では3日に植田日銀総裁の講演が予定されており、6月日銀金融政策決定会合(15~16日)の利上げを示唆するような発言が出てくる可能性がある。日米の長期金利に気を揉む場面が増えそうで、直近の上昇に対するクールダウンの様相が強まる週になると予想する。
【今週を振り返る】 大幅高となった。休場前の米国株が上昇したことを好感して、週明け25日の日経平均は1819円高と4桁の上昇。大型グロース株が強く、終値で65000円を上回った。火曜から木曜にかけては反動で値動きが不安定となったが、米国株が休場明けも堅調に推移したことから、下落日でも下値は拾われた。金曜29日は米国株の上昇に好反応を示して多くの銘柄に買いが入り、1636円高と週2度目の4桁上昇。66000円の節目を大きく上回り、TOPIXとともに史上最高値を更新した。日経平均は週間では約2990円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。
【来週の予定】
国内では、1-3月期四半期法人企業統計調査、5月新車販売台数、5月軽自動車販売台数(6/1)、5月マネタリーベース、10年国債入札(6/2)、植田日銀総裁講演(6/3)、4月毎月勤労統計調査、4月家計調査、4月景気動向指数(6/5)などがある。
企業決算では、伊藤園、ピープル(6/1)、ダイサン(6/2)、内田洋(6/3)、積水ハウス、泉州電、不二電機、ティーライフ、トラースOP(6/4)、カナモト、ハイレックス、日駐、アイル、ソフトウェアサー、エターナルホスピ、日本スキー、エイチームHD、ファースト住、サイバーSOL、エイケン工業、大和コン(6/5)などが発表を予定している。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
