本日のNY為替市場のドル円は、米国とイランの和平交渉の関連ヘッドラインに警戒しながら、5月米消費者信頼感指数、雇用指数、インフレ期待などを見極めていく展開となる。
5月米消費者信頼感指数は92.0と予想されており、4月の92.8からの低下が見込まれている。労働市場格差指数(4月:7.5)や12カ月のインフレ期待(4月:5.1%)などを確認しつつ、ウォーシュ第17代FRB議長の体制の下での金融政策を見極めていくことになる。
イラン情勢に関しては、先週23日には、米国とイランが60日間の停戦延長を含む合意に近づいていると報じられていた。この期間中は、ホルムズ海峡の航行は再開されるほか、イラン産原油の輸出制限が緩和され、イランの核開発計画の抑制に向けた交渉が行われることになる、という早期和平期待を高める楽観的な報道だった。
また、一部報道によると、「米国とイランの戦闘終結に向けた交渉では、双方が合意してから約30日後にホルムズ海峡を開放する案が盛り込まれている。4月上旬に合意した一時停戦は60日間延長し、互いに攻撃しないと約束することも含める」とのことである。
トランプ米大統領は、24日に、イランとの合意を急がないよう担当者に指示したと明らかにした。ホルムズ海峡での米国によるイラン船舶への封鎖措置は「合意が成立し、認証され、署名されるまで完全な形で維持される」とトゥルース・ソーシャルに投稿した。
しかし、25日には、「イランとの交渉は順調に進んでいる」と投稿している。
イランの核開発施設やホルムズ海峡の処遇を巡り、米国とイランの妥協点を探る交渉が続いていることで、引き続き関連ヘッドラインを注視していくことになる。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、159.52円(4/29安値)
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、157.88円(日足一目均衡表・基準線)
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
