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FX個人投資家動向、高金利・新興国通貨が取引盛り返す|南アランドや豪ドルで売り増加 2026年5月21日

 

前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。

作成日時:2026年5月21日 15:10

5月20日〜5月21日のドル円市況|地政学リスク低下期待で下落

5月20日、ドル円は159.00円付近でもみ合う中、米長期金利の下げ幅縮小を受けて159.167円まで上昇した。しかし、中東メディアが「パキスタン軍の指導者が明日イランを訪問し、合意文書の最終版を発表する可能性がある」と伝えると、リスク緩和期待からドル売りが優勢となり、ドル円は158.587円まで下落した。とはいえ、米国とイランの隔たりは依然として大きいとの見方もあり、下げ一巡後は158.80円付近へ戻してもみ合った。 本日のアジア時間は、イランや米国からの新たな情報待ちの様子で、ドル円は158.90円付近で小動きが続いた。また、小枝日銀審議委員(小枝委員)が「基調的なインフレ率は既に2%程度になってきている」と述べたものの、市場の反応は限定的だった。

ドル円 60分足チャート(外為どっとコム外貨ネクストネオ)

ドル円 60分足チャート(外為どっとコム外貨ネクストネオ)

FX取引金額と個人投資家ポジション動向、売買交錯、新たな材料待ちで投資家は様子見

取引金額は前日比で-13.3%、さらに過去20営業日平均と比較しても-22.1%と、さえない結果でした。米国とイランの停戦協議の行方次第で今後の原油価格や金利見通しが大きく変わるため、投資家はそれらを見極めようとして様子見姿勢を強めた。また、売建玉と買建玉の比率は20日からほぼ変わっていない。

■取引金額
上段:前日比
下段:過去20営業日平均比
■売建玉
上段:前日比
下段:比率
■買建玉
上段:前日比
下段:比率
-13.3% -0.8% 2.3%
-22.1% 44% 56%

※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額

市場シェア上位通貨ペア、ドル円のシェアは小幅に低下

ドル円(USD/JPY)のシェアは74.8%と、市場の大部分を占めているものの、前日比は-2.5%と取引は限定された。また、ドル円(USD/JPY)の減少分、高金利・新興国通貨ペアであるメキシコペソ円(MXN/JPY)や南アフリカランド円(ZAR/JPY)がシェアを伸ばした。

順位 通貨ペア 市場シェア 前日比
1位 USD/JPY 74.8% -2.5%
2位 AUD/JPY 6.6% -0.7%
3位 MXN/JPY 4.6% 1.4%
4位 ZAR/JPY 2.8% 1.2%
5位 TRY/JPY 2.6% 0.0%
6位 GBP/JPY 2.3% 0.3%
7位 AUD/USD 1.8% 0.0%
8位 EUR/JPY 1.3% 0.1%
9位 EUR/USD 1.3% 0.1%
10位 NZD/JPY 0.7% 0.2%

※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、取引量上位10位

主要通貨ペアのポジション増減、豪ドル・南アランドのショートが増加

ドル円(USD/JPY)の買いポジション(ロング)は+15.9%と大きく伸び、この日はドル円(USD/JPY)の押し目を拾う動きが目立った。一方で、豪ドル円(AUD/JPY)の売ポジション(ショート)が+51.6%と大きく伸びたほか、南アフリカランド円(ZAR/JPY)のショートも+36.2%とこの2通貨ペアの売りが特に強かった。

通貨ペア 売ポジション(Short) 買ポジション(Long)
USD/JPY -8.1% 15.9%
EUR/JPY -0.9% -4.5%
EUR/USD 2.0% -1.2%
GBP/JPY 3.2% -13.0%
AUD/JPY 51.6% -15.3%
NZD/JPY 9.8% -6.8%
ZAR/JPY 36.2% -7.4%
TRY/JPY -0.5% 1.4%
CNH/JPY 0.3% 5.4%
MXN/JPY 1.4% -0.1%
SGD/JPY 0.2% -20.4%

※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」主要通貨ペアの前日比ポジション増減

 
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