18日の日経平均は大幅に3日続落。終値は593円安の60815円。米国株安を受けて下落スタート。開始直後に瞬間的にプラス圏に浮上したが、すぐに売り直されるとしばらく下値模索が続いた。好決算を発表したキオクシアホールディングスには買いが殺到したが、値が付きそうな雰囲気はなく、他のAI関連を物色するような動きは見られなかった。ハイテク株が案外の中、日米長期金利の上昇が警戒材料となって売られる銘柄は多く、10時台半ばには下げ幅を4桁に拡大。60300円台まで水準を切り下げた。前引けにかけて幾分値を戻すと、後場は動意が乏しくなり、61000円を下回って取引を終えた。グロース250指数は序盤と終盤の動きが良く、小幅ながらプラスを確保した。なお、キオクシアはストップ高比例配分となった。
東証プライムの売買代金は概算は8兆1100億円。業種別ではサービス、精密機器、海運などが上昇している一方、輸送用機器、繊維、卸売などが下落した。みずほフィナンシャルグループによる出資観測が報じられた楽天銀行が急騰。半面、みずほFGは自身の今期見通しが市場の期待に届かなかったこともあって大幅に下落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり441/値下がり1106。決算を受けてリクルートHDやテルモが急騰。買われる銘柄には短期資金が集中しており、GMOPGやライフドリンクがストップ高となった。今期の大幅増益・大幅増配見通しを提示した関東電化工業がストップ高比例配分。決算関連以外では、子会社の売却を検討しているとの観測が報じられたNECが大きく上昇した。
一方、指数寄与度の大きいソフトバンクGやファーストリテイリングが軟調。半導体や電線は強弱まちまちであったが、フジクラ、東京エレクトロン、ディスコなどが弱かった。自動車株が嫌われており、トヨタが4%を超える下落。長期金利の上昇を嫌気して三菱地所や住友不動産など不動産株が売りに押された。かんぽ生命や丸井Gが決算を受けて急落。キッセイ薬品がリリースを材料にストップ安比例配分となった。
日経平均は大幅安。キオクシアに買いが殺到するのであれば、先週強めに売られたAI関連銘柄にも見直し買いが入ってほしかった。この先、キオクシアが一段高になったとしても、強いのはこの銘柄だけといった状況になってしまうと、ハイテク株の影響を受けやすい日経平均は上がりづらくなってくる。日米の長期金利上昇に対する警戒が強まりつつある中で大きめの下げが3営業日続いており、ここは踏ん張りどころ。まだ25日線(59774円、18日時点)より上で推移しているだけに、同水準が下値のメドとして意識されるかどうかが注目される。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
