前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年5月14日 15:13
5月13日〜5月14日のドル円市況|高値圏で神経質な展開、増・日銀委員の発言で急落する場面も
5月13日、ドル円は原油価格が高止まり状態にある中、米国のインフレ警戒感が高まりを背景にドル高・円安の流れが優勢となり、ドル円は157.924円まで上昇した。もっとも、158.00円を前にしては日本の通貨当局による円買い介入への警戒心もあり、ドル円の上昇幅は限定された。
本日のアジア時間、政府が補正予算編成を検討との報道を受けると、ドル円は下値を切り上げ157.991円まで上昇した。その後、4月会合で金利据え置きに賛成票を投じた増・日銀審議委員が「景気の下振れがはっきり表れないのなら、出来る限り早い段階での利上げが望ましい」と述べると、ドル円は157.494円まで急落するなど、神経質な展開となった。

FX取引金額と個人投資家ポジション動向、円安傾向が進む中で個人投資家は徐々に円買いに
取引金額は低下。前日比で -32.1%、過去20営業日平均比で -40.4% だった。ドル円(USD/JPY)の値幅が約38銭と狭く、市場の動意が限られたことで、投資家は取引を手控えた。また、建玉比率からは買いが優勢だが、徐々に均衡化しつつある。
| ■取引金額 上段:前日比 下段:過去20営業日平均比 |
■売建玉 上段:前日比 下段:比率 |
■買建玉 上段:前日比 下段:比率 |
|---|---|---|
| -32.1% | 2.3% | -3.8% |
| -40.4% | 44% | 56% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア、ドルから豪ドル・メキシコペソへ投資家の視線が遷移
ドル円(USD/JPY)の市場シェアは 75.0%(前日比 -5.7%) と、同通貨ペアの一極集中状態が緩和した。この減少分は、豪ドル円(AUD/JPY:シェア 7.2%、前日比 +1.7%)、メキシコペソ円(MXN/JPY:シェア 4.0%、前日比 +1.3%)などへ資金が向かった模様。
| 順位 | 通貨ペア | 市場シェア | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | USD/JPY | 75.0% | -5.7% |
| 2位 | AUD/JPY | 7.2% | 1.7% |
| 3位 | MXN/JPY | 4.0% | 1.3% |
| 4位 | TRY/JPY | 2.6% | 1.3% |
| 5位 | EUR/USD | 2.3% | 1.0% |
| 6位 | GBP/JPY | 2.3% | -0.4% |
| 7位 | ZAR/JPY | 1.9% | 0.4% |
| 8位 | EUR/JPY | 1.3% | 0.1% |
| 9位 | NZD/JPY | 1.1% | 0.7% |
| 10位 | AUD/USD | 0.9% | -0.2% |
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、取引量上位10位
主要通貨ペアのポジション増減|年初来高値更新の豪ドル円で売ポジションが増加
年初来高値を更新した豪ドル円(AUD/JPY)の売りポジション(ショート)が 12.8% 増加した。また、スターマー首相への辞任圧力が高まる中で、ポンド円(GBP/JPY)は売りポジション(ショート)、買いポジション(ロング)ともに減少した。
| 通貨ペア | 売ポジション(Short) | 買ポジション(Long) |
|---|---|---|
| USD/JPY | 3.4% | -4.0% |
| EUR/JPY | 0.6% | 6.9% |
| EUR/USD | -1.3% | 6.0% |
| GBP/JPY | -5.8% | -15.4% |
| AUD/JPY | 12.8% | -15.9% |
| NZD/JPY | -0.5% | 2.8% |
| ZAR/JPY | 14.5% | -3.3% |
| TRY/JPY | 15.5% | 0.8% |
| CNH/JPY | 2.3% | -4.3% |
| MXN/JPY | -10.3% | -1.1% |
| SGD/JPY | -0.3% | 0.8% |
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」主要通貨ペアの前日比ポジション増減
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