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FX個人投資家動向、ドル円は約1円急落|ポンド円がシェア拡大 2026年5月12日

 

前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。

作成日時:2026年5月12日 15:13

5月11日〜5月12日のドル円市況|神経質な展開、値幅伴い急落

5月11日、ホルムズ海峡の再開を巡る協議に進展が見られず、原油の供給不安が根強いことからドル買いが優勢となったほか、低調な米3年債入札を受けて金利に上昇圧力がかかったため、ドル円は157.272円まで上昇した。

本日のアジア時間も、原油供給への不安をベースにしたドル高に加え、ベッセント米財務長官と会談した片山財務相から、過度に円安を牽制する発言が伝わらなかったこともあり、ドル円は157.749円まで上昇した。ただし、引け際に大きな円買い戻しが入り、ドル円は157.00円割れまで急落した。また、ベッセント米財務長官は「為替市場における望ましくない過剰な変動への意思疎通・連携のレベルは引き続き安定し強固」と述べた

ドル円 60分足チャート(外為どっとコム外貨ネクストネオ)

ドル円 60分足チャート(外為どっとコム外貨ネクストネオ)

FX取引金額と個人投資家ポジション動向、取引額は大幅減少、イベント待ちで様子見姿勢強まる

取引金額は前日比-32.9%、過去20営業日平均比でも-45.3%と大きく減少した。トランプ米大統領の中国訪問やホルムズ海峡の再開を巡る不透明感などから、積極的な取引は控えられた。また、建玉(ポジション)バランスは、売建玉(ショート)が前日比+10.6%、買建玉(ロング)が前日比-4.2%と、その差が大きく縮小した。

■取引金額
上段:前日比
下段:過去20営業日平均比
■売建玉
上段:前日比
下段:比率
■買建玉
上段:前日比
下段:比率
-32.9% 10.6% -4.2%
-45.3% 43% 57%

※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額

市場シェア上位通貨ペア、ドル円は74.9%へ低下、ポンド円はシェア拡大

ドル円(USD/JPY)の市場シェアは74.9%と前日比-8.5%へ低下した。シェアの約4分の3をドル円が占める状態は変わっていないものの、円安がじりじりと進展する中で、投資家はドル円取引に手を出しにくい様子だ。一方で、スターマー英首相の退陣要求が強まったことを受けて、ポンド円(GBP/JPY)がシェアを伸ばした。

順位 通貨ペア 市場シェア 前日比
1位 USD/JPY 74.9% -8.5%
2位 AUD/JPY 5.1% 0.6%
3位 GBP/JPY 4.6% 3.3%
4位 MXN/JPY 3.3% 0.8%
5位 TRY/JPY 3.0% 1.9%
6位 EUR/JPY 2.8% 1.2%
7位 ZAR/JPY 2.0% 0.3%
8位 AUD/USD 1.5% 0.1%
9位 EUR/USD 1.3% 0.1%
10位 NZD/JPY 0.4% 0.1%

※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、取引量上位10位

主要通貨ペアのポジション増減|円高期待のポジション増加

円安が進行したことで、多くの通貨に対して円買い(売ポジション)が増加した。特に、5月6日以来の157円台回復を果たしたドル円(USD/JPY)や、政権に対する不透明感が強まったポンド円(GBP/JPY)での売ポジション増加が目立った。

通貨ペア 売ポジション(Short) 買ポジション(Long)
USD/JPY 15.8% -8.5%
EUR/JPY 2.5% -6.0%
EUR/USD 0.3% 2.5%
GBP/JPY 22.1% -5.8%
AUD/JPY 7.9% -0.2%
NZD/JPY 6.8% -3.9%
ZAR/JPY -6.8% 0.4%
TRY/JPY -1.5% 1.0%
CNH/JPY 1.0% -2.6%
MXN/JPY 2.7% -0.5%
SGD/JPY 0.2% 1.4%

※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」主要通貨ペアの前日比ポジション増減

 
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