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【ドル/円、今週の見通し】ベッセント米財務長官と高市首相・片山財務相が会談…日銀への利上げ催促か、協調介入の可能性もあるか_2026/5/11 #外為ドキッ

短期トレード即効チャージ ドル円

「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha

『最新のドル/円相場を解説』

最新のマーケット情報まとめ

欧米時間のドル/円予想レンジ:156.400-157.800

<東京市場のドル/円>
5月11日の東京市場のドル/円は、やや強含みの展開となった。早朝のオープンは156円70銭台で、その後じりじりと上昇し、正午頃には157円18銭付近まで約40銭余り水準を切り上げた。もっとも、157円台に乗せた後は伸び悩み、157円の攻防戦が続く格好となっている。
上昇の主な要因は、中東情勢を巡る先行き不透明感を背景とした原油価格の上昇である。米ウォールストリート・ジャーナルの報道によると、イランは米国に対して核施設の解体を拒否し、一部ウランを第三国に移送する案を提示したうえで、核問題については30日間で交渉することを要求したとされる。これに対してトランプ大統領は「気に入らない」と反発。またイスラエルのネタニヤフ首相もイランの濃縮ウラン備蓄の撤去なくして戦争終結はないとの立場を示している。こうした地政学リスクの高まりが原油高を通じてドル買いを後押しした。
一方、157円20銭付近は先週も何度も上値を抑えられた水準であり、為替介入への警戒感から神経質な動きになりやすい。仮に海外市場で再び上値を試す展開となっても、157円30銭付近や、先週介入があったとみられる157円後半では再び伸び悩む可能性がある。本日は特段の注目イベントも予定されておらず、引き続きイラン情勢と原油価格の動向を睨んだ相場展開が続きやすいだろう。

<今週の注目ポイント>
今週は米CPIなど重要指標の発表も控えているが、マーケットが最も注目しているのは、12日に予定されているベッセント米財務長官と高市首相、片山財務相との会談である。この会談を受けたドル/円の反応としては、大きく3つのシナリオが考えられる。
第1のシナリオは「無風」パターンである。為替について話し合ったものの具体的な内容は伝わらず、マーケットとしても反応しようがないケースだ。この場合、引き続きイラン情勢をメイン材料とした値動きが続くことになろう。
第2のシナリオは「円安」方向への反応である。一部の市場参加者は協調介入の可能性などを警戒しており、仮に会談で具体的な話が何も出てこなければ、その警戒が剥落した分だけ逆に円が売られる展開も想定される。
第3のシナリオは「円高」方向への反応であり、マーケットが最も警戒している部分だ。具体的には、ベッセント財務長官が日銀に対して利上げを促す可能性がある。昨年から日銀は「ビハインド・ザ・カーブ」であると指摘しており、改めて利上げ圧力をかけてくるかどうかが焦点となる。加えて、日米協調介入の可能性に言及があるかどうかも注目だ。日本はGW期間中に単独介入を実施しているとみられるが、ドル/円は155円台で下げ渋っている。米国側が協調介入の可能性を示唆するだけでも、いわゆるアナウンスメント効果によって市場は円売りを仕掛けにくくなる。米国側にとっても、日本が介入資金調達のために米国債を売却すれば米金利上昇につながりかねないため、アナウンスメント効果で円安を抑制できるのであれば協力するのではとの見方もある。会談後にどのような情報が伝わってくるか、注視しておきたい。

<今夜のイベント>

5/11(月)
23:00 米4月中古住宅販売件数
26:00 米3年債入札(580億ドル)
----- EU外相理事会

5/12(火)
08:50☆日銀金融政策決定会合における主な意見(4月27-28日分)

※☆は特に注目の材料

<ドル/円チャート 15分足>

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uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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